こんにちは!自由大学インターンのしのぴー(篠原梨沙)です。
訪れる参加者のみなさんや卒業生の好奇心に “ぽっと” 火がついてゆく。 そんな瞬間を感じた、今年の自由大学祭。今日は、熱気につつまれた当日の様子をお届けします!
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耳をすますと、さっそくDIYミュージックのみなさんが奏でるすてきな音楽が聞こえてきました。
マッチ棒をかざして開会宣言!自由大学祭 2017のはじまりです!
今回のブースは、未来を耕すダブルローカルライフ、20年履ける靴に育てる、おうちパーティー学×おいしい盛り付け学、TOKYOコーヒーライフ、インドに学ぶスパイス学(初級)、自分軸をつくる占い、乾物のある生活、日本ワイン学、ゲストハウスをつくろう、DIYミュージック、未来を歩く姿勢学、社内起業学、CREATIVE CAMP、実行委員コラボチーム、自由大学クリエイティブチーム。トークライブは、「アントレプレナーシップ」「そもそも自由大学って?」「乾物の革命本をつくろう!」と盛りだくさんです。
ふらっと来てみた・自由大学が気になって来た・「仕事をつくろう」にビビッときた、訪れるみなさんの理由はさまざま。初めましての方も多いようです。けれども、不思議と初めましてでないようなコミュニケーションが広がっています。何かを探求している卒業生たちの想いや情熱にふれて、訪れた人の心のスイッチもONになったのかもしれません。モノを手に入れたり、コトを体験したりするだけではなく、そこには対話を楽しむ空間が生まれていました。
「こういうことが好きでこれからこんなことをやってみたいなと思っていて」と自然と話がはじまったり、「どうしてその活動をはじめようと思ったんですか?」と問いかけて話が広がったり、「自分ってこういうことに興味があるかも!」と眠っていた好奇心に気づいたり。今まであまり周りには言ってこなかったようなことも、ふと言葉にしてみたくなるような、そんな空気感がいつの間にか会場をつつんでいたのです。
みなさんは普段「こんなことをやってみたい」と言葉にしていますか?ひとりで頭の中で考えて考えて結局行動に移せていないこと、ノートにつづったままになっている疑問やアイデア、いつの日か書いたやってみたいことリスト..きっと自分の中で眠ってしまっていることって誰にでもあると思うんです。
“やってみたいと思ったら行動してみる”
“話してみたいと思ったら会いにいってみる”
“つくってみたいと思ったら手を動かしてみる”
本当はシンプルなはずなのに、大人になるにつれて知らず知らずのうちにこうしなければならないという枠にとらわれてしまったり、せわしない日々を過ごしていると自分と向き合うことを忘れてしまったり。
さらに最近はスマホを開けば、常に何か情報が流れているような時代。時間を使っているという意識がなくても、なんとなく時間が過ぎていってしまい、自分で何かを考えたり、深めたりする時間をつくるということが難しくなっているという人も多いのではないでしょうか。リアルな空間で直接色んな人と会って、気軽に自分の感じていることを言葉にしたり表現したり、色んな視点にふれながら学んでいくような、そんな風に過ごす時間の豊かさをあらためて感じる1日でした。
やってみたことで生まれる、新たな「やってみたい」。
自由大学祭を終えた卒業生からは、「仕事が生まれた瞬間があった」「やってみて初めて見えた世界があった」という声やこれからチャレンジしたいこと、来年に向けての意気込みが聞こえてきました。仕事を探すのではなく、「仕事をつくる」。講義で学んで終わりでなく、そこからが本当の意味でのスタートなのです。
やってみたい、という好奇心に火をつけて、情熱を燃やしてみると灰の中に見つかるのはアイデアの塊。熱々ですこし不格好な塊。それから何が出来るか考えてみるといい。
最初から、何が出来るとか、何をつくるとか知らなくていい。
何がしたいか、そんな先のこと分かるわけない。
何が残るか知りたいから燃やす。燃やすことから始める。
やってみる前と後では全く異なる。アイデアをかたちにして、自分にしかできない表現をする。
“ここから仕事をつくろう。”
(Text:篠原梨沙・Photo:阿部よもぎ・星由香利・丸山雄二)