講義情報

DIYミュージック

DIYミュージック

ライフ x テクノロジーで自分だけの音楽をつくろう

未来を拓く学部-circle未来を拓く学部
DIYミュージック

講義について

音楽経験がない=真っ白なキャンパスの可能性

あなたは自分で音楽をつくったことがありますか? 楽譜が読めなくても、楽器が弾けなくても、大丈夫。パンや家具を手作りするように、音楽もDIYできちゃうんです。

「DIYミュージック」では、心と耳の奥に眠っているワクワクの原石を磨きながら音楽をつくり、それを通して「音楽と暮らしのつながり」を、自分らしいやり方で探って行きます。手仕事の温もりが伝わるオーダーメイドのような1点物の音楽、ハンドメイドの贈り物のように大切な誰かのためにつくる音楽。ちょっぴり不器用な部分も個性や味になるような音楽のつくり方を学びながら、「未来の音楽」について考えていきます。音楽をつくったことがない人、大歓迎。もちろん、すでに音楽制作や活動をされている方もウェルカムです。

今回のクラスで用いるのは、みなさんがいつもメールを書くために使っているコンピューターやスマートフォン、そして、手のひらサイズのガジェット楽器たちなど。さまざまなテクノロジーの進化によって、よりコンパクトに、誰でもどこでも音楽を作ることができるようになってきています。

「DIYミュージック」では、生活のバックグラウンドが異なるクラスメイトや、音楽にまつわる現場で活躍中のゲストとのアイディア交換を通じて発想のヒントを学び、実際に手を動かして自分だけの音づくりをしていきます。

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音楽表現とコミュニケーション

音を用いた表現やコミュニケーション・音楽の可能性も、このクラスで探りたいテーマです。もしも生まれてきた場所や地域が違ったら、「音楽」の形や意味合いも違うものになっていたかも、と想像したことはありますか?

例えば、ピタゴラスは音楽を数学や星の動きと結びつけて研究していました。アフリカでは古代からドラミングをコミュニケーションや情報伝達の手段として使っています。あるいは、田舎のおじいちゃんが、お祭りの日にどぶろく片手に即興で歌いだすというシチュエーションにも、CDやライブパフォーマンスとは違う形での音楽の役割があります。

毎回のゲストも、例えばこれまでだと、「コミュニティ難民」という言葉をつくったアサダワタルさんや、音楽・食・庭・子育てなど暮らしがまるごと仕事になっている良原リエさんなど、「音楽+α」という形で活動されている方や「生活と音楽」という視点が活動に関わっている方を中心にお呼びしています。領域をまたいで活動していきたいと考えている人にも、ヒントになる講義です。

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音を通して暮らしを再発見する

今回教授をつとめるsawakoさんはサウンドアーティスト。海外の大型フェスから、プラネタリウムや神社まで、様々な場所で活動しながら、音楽や日常生活のなかにある「いろいろな音」に気付くことが得意な耳を養ってきました。sawakoさん曰く、意識してみると普段は聞こえていなかったさまざまな音に気付けるようになるそう。その音が生活や音楽づくりにもたらす影響とは?

50年後、100年後の世界では「音楽」や音をとりまく生活環境は、現在とはまったく違うものになっているかもしれません。けれど、地球上の生活環境において音のない暮らしは存在しない。そういう意味では、音について考えることは、暮らしについて考えることにもつながっている。そんな風に考えていくと、「音楽」「音」といったものの捉え方が変わってきます。そんな音を取り巻く感覚の変化にワクワクしたい方みんなで、一緒に学びながら、つくり、楽しめたらと思います。

教授 sawakoさんからのメッセージ

私は元々、旅や映像を撮ることが好きで、そこからフィールドレコーディングにつながって、音楽制作をはじめました。メインの楽器はラップトップコンピューターで、宮本武蔵の刀のようにラップトップを懐に構えながら、世界中のいろんな国でライブをしたり、様々な土地の音を録音したりしながら、アーティスト活動をしています。

私が活動をはじめた2000年頃からたった15年ぐらいの間に、CPUの高速化、インターネットの高速化、SNSの普及、iPhoneの登場、クリエイティブ・コモンズの登場、MAKERSムーブメント、CD制作の低コスト化、音楽のデジタル配信の台頭、など音楽制作を取り巻く状況はめぐるましく変わりました。

今までずっと「もっといろんな人が音を使ってコミュニケーションしたり、自由に何かを創造したりすればいいのに。そうしたら、音楽の定義がひろがって、もっとワクワクする世界になるんじゃないかな」と思っていたのですが、そんな世界が現実になる可能性がどんどん近づいてきている気がしてます。

毎回どんな受講生が集まるのかドキドキしながら初回の講義を迎えるのですが、いつも多彩なバックグラウンドや経験の方が、1つの教室に集まってきます。今回もエキスパートとビギナーが一緒にワクワクとアイディアの交換をしながら、未来の音楽を切り開いて行く場になったら嬉しいです。

これまでのゲスト

(第12期募集開始日:2017年4月20日)

こんなかたが対象です。

・音楽をつくってみたいけど、きっかけがつかめないでいる方

・すでに音楽活動をしていて、新しい視点を模索している方

・空間演出、映像、お店、プロダクトデザインなど、音や音楽が関係するお仕事をしている方

・アート、デザイン、ものづくりなど、クリエイティブなことに興味がある方

 

卒業生の声

ゲストの方や受講生の皆さんの多様性が面白かったです。作曲という「興味はあってもハードルが高すぎたもの」について、「音を『DIY』する」という切り口を得られたことが大きいです。

 

音楽活動をしてみたいと以前から思っていましたが、どうしていいのか分からず、第一歩を踏み出すきっかけを探していました。そんな自分にぴったりの講義でした。受講をきっかけに仲間ができたこと、自分に足りない所を発見できたのは大きな収穫です。

 

・KORGの楽器たちに心が踊りました。特に最終発表の時ですが、受講生それぞれの、曲作りに向き合う姿勢や、そこから出てくる言葉、純粋な感情に、いいなぁと思いました。

 


講義計画

第1回

音の学び、音の楽しみ~音楽・サウンドアート・音にまつわるテクノロジーについて

テクノロジーと音楽の歴史を駆け足で辿った後、手軽に音楽がつくれるアプリやソフトウェアが登場してきた時代ならではの音楽制作方法について探っていきます。参加するクラスメイトと知り合うための時間もここでたっぷり取る予定です。

第2回

暮らしの中の音〜サウンドスケープ・フィールドレコーディング

日々の暮らしの中で、静かに日常の音に耳をすましたことはありますか?日曜の朝に窓から聴こえてくる鳥の声に季節を感じたり、あるいは、旅先でふと耳にした音からぐっとイメージが広がっていった経験がある人もいるかもしれません。私たちの身体をすっぽり包み込んでいる音環境。そこには芳醇な世界が広がっています。サウンドスケープやフィールドレコーディング、日常の中の音を使った音楽について、「音を聴くこと」「感覚を開くこと」について、話し合ったり、みんなで体験を共有していきます。

第3回

暮らしと音楽

自主レーベル「grainfield」から、自分自身でデザインも手がけている手作業のぬくもりが残るジャケットの作品を発表している青木さん。青木さんのCDは、一般の流通経路は通しておらず、そのかわり、青木さんが旅先や人生のワンシーンなどで出会った雑貨店や本屋といった場所で手にすることができます。ギター演奏を中心にしたソロの他、haruka nakamuraさんとのデュオとしても活躍中。

画家 藤川孝之さんとの共同制作や、牧野伊三夫さんとのライブペインティング、詩人の三角みづ紀さんとのコラボレーションなど、音楽以外の表現とも積極的に関わっています。

そんな青木さんに、音を紡ぎ作品をつくるということ、そしてそれを、誰かのもとに届けるということについてお話をお聞きします。後半は、どんな受講生が集まってくるかわかってから決めようと思っていますが、青木さんの音を実際演奏してもらったり、何か受講生に音を出してもらったりという場になったらと思っています。

第4回

音楽と表現

学生時代に自主映画のBGM制作のため宅録をはじめ、現在は音楽活動のほかに、デザイン、イラストレーション、写真、執筆活動など様々な制作活動を行っているMei Eharaさん。フレッシュな感性で等身大の表現活動を行っているMeiさんに作品制作についてお話を伺います。

自らが歌う楽曲を制作するだけでなく、Taiko Super Kicks やannie the clumsyといった音楽活動をする仲間たちとのほどよい距離感を保ちながら、音以外の手段も積極的に取り入れたコラボレーションをしているともいえるMeiさんの表現。そのスタンスを深くお聞きすることで、これまで音楽以外の表現活動をしてきた方が音を取り入れる際のヒントも探れるのではないでしょうか。

また、この回は最終発表前の最後の回になるので、それぞれの受講生の質問をシェアしながら、どうやって発表に向けてアイディアを音としてまとめていくか、ワークショップの時間もとる予定です。

第5回

最終発表会

最終回は発表会。これまで学んだことをもとに、「朝ご飯の音楽」「旅の記憶のサウンドトラック」「仕事が楽しくなる着信音」「手を叩くと音楽が生まれる楽器」「暮らしの中のサウンドインスタレーションのアイディア」など、自由にイメージを広げて音で表現して、クラスの仲間とシェアしましょう。毎学期、それぞれの個性が出たユニークな音がたくさん生まれています。どんな音楽がここで持ち寄られるのか? 今はまだ全く想像できませんが、とても楽しみな回になることは間違いないです。

※講義内容については、受講生のバックグラウンドや興味を元に、変更する可能性もあります。

鈴木絵美里

キュレーター

鈴木絵美里

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青木隼人

音楽家

青木隼人

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Mei Ehara(江原茗一)

音楽家/アーティスト

Mei Ehara(江原茗一)

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スケジュール

講義名
DIYミュージック
日程

第1回:6月28日(水)19:30 - 21:00

第2回:7月 5日(水)19:30 - 21:00

第3回:7月12日(水)19:30 - 21:00

第4回:7月19日(水)19:30 - 21:00

第5回:7月26日(水)19:30 - 21:00

定員
8名 ※定員になり次第締切
申込締切日
6月21日(水)
授業料
28,000円
キャンパス

表参道 COMMUNE 2ndキャンパス

持ち物・注意事項
音楽の編集などにスマートフォンやPCを使用します。
「DIY音楽研究室」との違い
上記の講義レポート「DIYミュージックとDIY音楽研究室」をご覧ください。

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