ようこそ「東京・日帰り登山ライフ」へ!
同期の仲間たちとコミュニケーション。チーム編成を行い、本講義の説明と今後の進め方を共有します。
・受講者の自己紹介とチーム編成
・ピークハントではない、山の魅力
・レジャー保険
ピークハントだけではない、大都会・東京で自由に楽しむ日帰り登山
世界有数の大都会・東京。実は、日本有数の登山天国でもあります。毎朝使っている通勤路線で西へ向かえば、奥多摩・丹沢・秩父に山梨といった低山の宝庫が広大に広がっており、日帰りで登山が楽しめる魅力的な山域に気軽にアクセスできます。都会に暮らし働きながら、「登山」という手段を使って地域を学び、山仲間と交流を深め自分自身をも高める講義、それが「東京・日帰り登山ライフ」です。
登山をはじめると、登った山の高さや数で優劣を競い合いがちになります。そうではなく、山という舞台を通して、自然と人間の営みや麓の文化などに触れ、自分の視野知見を広げる絶好の機会ととらえる。そう考えると、記紀神話への親しみや自然に対する古来からの信仰を感じたり、歴史を辿ってドラマチックな地域の伝承を知ったり、動植物や星空を観察したり、食や温泉を通して地域の文化を味わえる最高の舞台こそが「山」だと感じられるでしょう。
この講義では、主に初心者を対象に、単に“ピークハント”するのではなく、東京近郊の魅力的な低山を舞台に地域理解を深めるとともに、日常や仕事では味わえない「チームでの目的達成」を目指すパーティ(チーム)登山を、みんなでつくります。受講者同士でチームと組み、話し合って「登山テーマ」を決定。そして実際に山で実行したことを最終回で発表、共有します。登山そのものを目的とするのではなく、自然を楽しみ、東京ローカルの新しい魅力を知り、仲間と一緒に達成感を味わうことを大切にしたい。登山初心者が楽しめる、自由大学ならではの「日帰り登山ライフ」を目指します。
東京近郊の山々に日帰り登山することを踏まえた心構えや、気になるウェア・装備についてレクチャーします。これから道具を揃える人にとっては買い物も楽しみのひとつ。最低限必要なものを揃えるにもそれなりの予算がかかるので、よくわからなかった道具選びのポイントや山・登山に関する豆知識を得て、講義だけでなく今後の登山ライフに役立ててください。4講目では実際に「日帰り登山」にチャレンジ。東京近郊のローカルで、みんなで遊んで学ぶ、あっという間の全5回です!
東京・日帰り登山ライフでは、4講目をフィールドワークの日と位置づけ、実際に日帰り登山を全員で楽しみます。期によって季節が異なるため、毎回キュレーターによって5コースほどが厳選され、受講生の投票によって山が決定。講義の中ではその5つの山とコースについて触れますが、より詳しくは自分で調査。そう、自分で調べるところから登山は始まっているのです。
(第37期募集開始日:2022年10月31日)
第1回
同期の仲間たちとコミュニケーション。チーム編成を行い、本講義の説明と今後の進め方を共有します。
・受講者の自己紹介とチーム編成
・ピークハントではない、山の魅力
・レジャー保険
第2回
日帰りとはいえ、登山は登山。登山ガイドや山のスペシャリストをゲスト講師にお招きし、安全で楽しい山登りができるように基礎的なことを学びます。また、各チームのミッションを話し合う時間を設け、チームメイトとのコミュニケーションを楽しみます。登る山も投票で決定します。
・実際に登る山の決定(4講目に向けた準備と確認)
・チーム毎に山を楽しむテーマ(目標)、役割分担等をディスカッション
・山での行動の基本(心構えやマナー、パーティ登山の役割等)
第3回
登山用の装備とウェアの確認を中心に、4講目の「日帰り登山」に向けてイメージを深めます。実際のウェアと道具類を持ち込んで説明するとともに、それぞれのチームミッションを決定します。
・チーム毎に登山テーマ(目標)を最終決定、発表
・登山装備とウェアのレクチャー
第4回
いよいよ「日帰り登山」の当日です。安全に楽しみ、テーマを実行!
・現地集合、現地解散
・チーム毎にテーマを実行
・最終回でのレポート発表の準備
第5回
最終講義では、前回の「日帰り登山」で実行したテーマについて、各チーム毎に発表します。この講義をしっかりと振り返り、次なる「日帰り登山ライフ」にステップを進めましょう!
・チーム毎にテーマの成果を発表、実際に山へ行った個々の感想
・卒業後も続く、あなたの「東京・日帰り登山ライフ」にむけて