「発展途上人学」教授の角田陽一郎さんとの出会いは、10年前。
会社員としてTBSの番組プロデューサーで数々の人気番組を手がけていた時でした。自由大学の「旅学」や「キュレーション学」を受講し、自由大学祭でも司会をしてくださったり、みんなに刺激を与えていました。仕事外の活動ですが、本気で向き合い、「司会だから」と大きな赤い蝶ネクタイにジャケット姿でキャラ作り。 控室の雑談では、常識にとらわれない、こんな話をしていました。
「テレビは視聴率0%でいいんだよ。視聴率のとれる人でなくても自分が好きなアーティストに出てもらえる番組をつくれば。スポンサーに頼らずにイベント等で収益化できれば幸せなことだよね」
当時、名刺はTBSのではなく、個人で主催されていた「Spice Up! Project」の名刺を渡していましたね。TBSは(当時)副業が禁止でしたので、バレないように名刺の名前を一文字ちょっと変えました。
スパイス spice には動詞もあって、「spice up」で、活気づける、味わいをそえる、よりおもしろくする、という意味があるようです。日常を、仕事を、人生を、他人を、みんなを、自分を、スパイスアップする。そんなマイプロジェクトを会社員の顔の他に持っていたのです。
その動きが、独立して今の多作な作家活動、映画、YOUTUBE、イベントなどさまざまな企画に繋がっていきます。
これまでの「発展途上人学」の受講メンバーも、角田さんの枠に囚われない企画力や活動にスパイスアップされて一緒に発展していっています。 あなたも、小さくても大切にしている芽を一緒に発展させ続けませんか。
(自由大学 運営チーム/藤田)