こんにちは、「発展途上人学」 第4期を受講したTsunoruさんからの講義レポートです!
「発展途上人学」 を受講のきっかけ
私の受講のきっかけは、「クリエイティブへの漠然とした憧れ」という、当時34歳にしては実に稚拙なものであった。
受講したらなんとなくクリエイティブの種が見つかりそう…という気持ちで申し込みのボタンを押した私。受講動機としては、自由大学のモットーである「ピンときたらゴーだろうね」とも近しく、このくらいのもので問題はなかっただろう、と今でも思っている。しかし、やはりというべきか、一朝一夕で身につくほど簡単なものではなかった。
「140字にまとめる」という試練
クリエイティブになるには発信が必要。発信していくにあたり、現在数多のツールがあるが、講義中に推奨されたものにかの有名な「Twitter」(現在は「X」だが、名称変更前なので以下Twitterと表記)があった。
かの有名なTwitterは140字。一度に大量に書くことは難しいが、毎日つぶやくと13,000字になる。
当時、サラリーマンとして人事部に所属する傍ら、いわゆる「婚活」に勤しんでいた私は、そのものずばり「人事が婚活してみたら」というアカウントでTwitterを始めた。
「人事って人を見るプロだよね」「面接されているみたい」と言われながら踏んだり蹴ったりであった私。岩手県へ山ごもりをしながら、約140字の積み重ねで10,000字を目指す行為を続けた。
理想は「凝縮された140字を産み続ける」ことだが、ゼロベースで書きおこすにあたってはこの140字を目指すこと自体がまずは試練であった。140字は読む側にとってはあっという間だが、ここまでしんどいとは。自らの経験談のみならず、婚活にまつわるデータなども検索しながら発信を続けていった。その過程で、少しずつフォロワーの方が増えて、リツイートされると、自らのツイートに少しばかりの価値を見いだせたのかなという嬉しい気持ちが芽生え、さらに続ける原動力になった。
一つのトピックで10,000字を目指すということは簡単ではないが、発信するとは何か、そして言語化することの難しさと面白さはこのよう場でないと得難い機会であった。そして、日々Twitterで発信を続けている皆様への畏敬の念も、改めて抱いた。
Podcast
私は講義中、Podcast「自由大学の放課後ラジオ~Study for Life~」に出演させていただく機会もいただいた。
これまでの婚活を赤裸々に話す機会であり、匿名でありながら恥ずかしさが伴った。そして教授の角田さんにも指摘されたこの「照れ」を排除することは講義期間中にはできなかった。これもまた、経験がものをいう世界であると考える。
Twitterは文字で発信し、Podcastは声で発信する。それぞれ、独力ではなかなか腰が上がらないことを、このような自由大学の場を通じて経験することを通じ、クリエイティブは「地道な努力」あってのものであるということを肌で感じる事ができた。
なお、当時すでに5年近く婚活をしていた私が、講義終了後まもなく結婚したことは、偶然なのか、必然なのか。もしかしたら…であるが、「照れ」が排除された、まさに「発展」した自分が結婚を導いた…のかもしれない。
我々は何をすべきか
話を講義の内容に戻したい。
人工知能(AI)が人間を超える、「シンギュラリティ」という言葉がある。このシンギュラリティまでに何をすべきか、が発展途上人学のひとつのテーマである。AIに代替されることを嘆いている暇はない。自分の好きなことだけに注力すればいい、という一つのチャンスであると言える。だからこそ、好奇心をむきだしにして、興味を持ったことに照れずに向かっていこう。いや、最初は私のように照れていてもいいし、むしろ開き直って、照れていることをキャラクター化してもいい。好きなことを育んでいくためのヒントが、発展途上人学の講義には詰まっているはずである。
TEXT:発展途上人学第4期受講生 Tsunoruさん