講義レポート

社内起業からの独立起業の高みへ

「社内起業学」第5期生松草達人さん

社内起業学」は2011年にスタートして今年で13年目。これまで、たくさんの新しい企画やプロジェクトが社内起業としてここから生まれました。起業する以外にも希望の部署に抜擢されたり、海外に赴任したり、みんなの人生ドラマが満ち溢れています。「社内起業学」の特長は講義が終了してからがスタート、そこから起業するまで、起業しても、何年でも関係は続きます。

今回、ご紹介する松草さんは10年前に「社内起業学」第5期を受講。受講の動機は「自ら起業を志す中、まずは会社のリソースを使ってやってみようと、ヒントが欲しくて参加した」と、講義で印象に残ったことは「同じ志を持った受講生と出会えたこと。毎週、彼らとのインプットとアウトプットにより自分がやりたい事業イメージが磨かれていったこと」と語ります。その後、社内起業が認められインドネシアのジャカルタに赴任、私もジャカルタに応援にいくなど関係は続きます。
今回「社内起業学」卒業生の事例の掲載を快諾いただいたので紹介します。

社内起業学

インドネシアのジャカルタ赴任時(左から望月教授、松草達人さん)

〈「社内起業学」第5期卒業生の活躍〉
株式会社ベネフィット・ワン(受講当時)松草達人さん



「海外展開」の背後にあった大きな壁。異国での起業、市場をゼロから築くストーリー


ベネフィット・ワンの福利厚生サービスは、日本では有名で会員企業も多く人気のサービスだ。しかし、国外では福利厚生サービスそのものが、まだ浸透していない。特に成長中の発展国で、労働者人口が増えている中、それを大きなチャンスとして捉えた若者がいた。それが「社内起業学」卒業生 松草達人さんだ。

彼はひとりで海外市場展開のシナリオを描き、幹部と交渉し、責任者として抜擢され、その国、インドネシアに赴任した。

彼が直面した葛藤。未知の文化、語学の壁、そして異国の土地での経営のプレッシャー。 インドネシアの人々は、会社への忠誠心が弱く、良い条件の企業へすぐに転職してしまう傾向があった。言葉の問題や、異なるビジネス習慣の壁… 

そんな中、企業側の悩みを深く掘り下げ、従業員を繋ぎ止めるための策として手厚い福利厚生サービスの提案に奔走。日本企業を中心に、新しい市場をゼロから構築していった。
現在では、インドネシアの事業は後進に託して2021年に帰国、この8月には長年勤めたベネフィットワンを退職し、独立起業の道を選んだという。
新しい会社ではインドネシアの進出支援コンサルをメイン事業にするとのこと。
会社員→社内起業→独立起業と経験とキャリアを重ねていく松草さん、今後のますますの活躍が楽しみです。


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