講義レポート

「場の主催学」よくある質問集

受講を本気で検討している人へ

場の主催学

<よくある質問>

◆参加者について

Q. 立ち上げたいコミュニティのテーマが決まってなくても大丈夫ですか。
A. はい。毎回のワークでテーマを仮決めするので、キャッチアップできます。

この講義のスタンスは、「やりたいことは、体を動かすことで見えてくる」であり、そのために「まずは小さく試す」方法をとります。テーマを具体化し、企画を実現するステップは、ワークに落とし込まれているので、ワークをきちんとこなせば問題ありません。

Q. すでにコミュニティを運営している経験者にも学びはありますか。
A. はい。課題が具体的になっている分、むしろ得るものは多いです。

質問に対しては、毎回のクラスやオンライングループで、詳細に回答します。課題意識が明確な経験者の方が、得るものも多いでしょう。

Q. 幹事などやったことない人でも主催者になれますか。
A. はい。自分の性格に合ったスタイルを目指すので、問題ありません。

意外にも、良いコミュニティの主催者は、内向的な人が多いです。主催者は、前に出て仕切る人ではなく、仕組みや雰囲気をつくる裏方の面も強く、初対面の人と話すのが苦手な気持ちが分かるのは、むしろ有利でもあります。たまたまの成り行きで集まりをやることになり、何か心に触れるものがあって、場づくりの道に進みはじめた、という話もよく聞きます。そういう人でも、手段として、人を集め、仕組みをつくり、場を仕切ることをしている内に、自分に合ったスタイルを確立するのです。

Q. 主催者ではない運営メンバーでも参加可能ですか。
A. はい。主催者の視点に立ってワークをこなせるなら、問題はありません。

ただし、主催者ではなくとも「試行イベント」は実施して頂く必要があります。

Q. イベントの主催にも、この講義は役に立ちますか
A. はい。本質的に同じ部分は多いです。

コミュニティは参加者同士のつながりを前提とし、イベントはそうではない、という違いはありますが、自身の原動力を明らかにし、必要とされるコンテンツをつくるなど、共通する部分は多いです。教授も、コミュニティ活動の中で200件以上のイベントを形にしてきたので、講義の中でも多くの知見が語られます。

Q. PTAや地域コミュニティなどの運営に、この講義は役に立ちますか。
A. 根本は共通するので、役には立ちます。

個人コミュニティが「この指とまれ」で有志が集まるのに対し、PTAや地域コミュニティなどはメンバーが先に決まっており、関心や考えが異なる人々の合意形成を先にする必要がある点が最大の違いですが、その後の部分は似ています。

Q. 試行イベントができない見通しでも参加可能ですか。
A. 必ず実施する前提でご参加下さい。

イベントの試行は、この講義の最大の学びであり、試行により得た学びはクラスで共有するため、他の受講生の学びの機会を奪うことにもなります。公式ではない自主イベントや、何をやるかを考える「準備委員会」でもいいので、期間内に実施することを最優先に、工夫して下さい。

Q. 過去の受講生は、どんな人が参加していますか。
A. 過去の実績は、おおむね以下の通りです。

・年代:30代中心に、20代から50代まで
・性別:半数以上が女性でした
・お仕事:会社や役所に勤めている人、子育て中の母親から、フリーランスや経営者など色々です
・テーマ:ビジネスの勉強会から、地方創生などの社会課題解決まで様々です
・経験値:未経験から、既にコミュニティを運営している人も複数いました

多様な人が互いに学び合うのも、このクラスの特徴なので、気軽にお越し下さい。

◆内容について

Q. この講義でいう「コミュニティ」とは何ですか
A. 簡単にいうと、「何かしらのテーマや実現したいことに基づいて、活動内容や参加する人が定まっている、継続的な人の集まり」です。

コミュニティを性質で大まかに分類すると、以下の3つとなります。

1)地域、学校・PTA、職場など、メンバーが先に決まっている、旧来型のコミュニティ
2)ユーザーコミュニティのような、ビジネスの手段としてのコミュニティ
3)核となるテーマを定め、関心や共感を持つ人が集まる、「この指とまれ」型の個人コミュニティ

この講義では(3)が主な対象です。ただ、3つとも、目的や前提の差による若干の違いがありますが、コミュニティという点で共通する部分も多いです。

Q. コミュニティの目的は、営利・非営利どちらになりますか
A. 直接的な営利は求めないものの、長期的には何かしら得るものがあり、完全なるボランティアではない、という塩梅です。

この観点で大まかに分類すると、以下のようになります。

1)将来的にも一切の利益を追求しない、趣味的、ボランティアなもの
2)長い目で見て間接的に、複業やライフワークにつながるもの
3)直接的・短期的に、個人の利益につながるもの
4)ユーザーコミュニティのような、企業のビジネスの手段としてのコミュニティ

この講義では(2)が主な想定です。他の人々に先にGiveして、コミュニティの価値を高めた結果、自分にも返ってくる、という「三方よし」の場のイメージです。これらも、目的や前提の差による若干の違いがありますが、コミュニティという点で共通する部分も多いです。

Q. 主催者は、講師や司会として前に立つべきですか。
A. 必須ではありません。

例えば、集まりには以下のパターンがあり、どれでも構いません。

1)主催者がコンテンツ提供者として登壇する
2)外部からコンテンツを提供する人を呼んでくる(主催者はプロデューサー)
3)読書会のような、場のデザインとファシリテーションを行う

主催者は必ずしも、前に出て場を引っ張るタイプとは限りません。むしろ、プロセスやコミュニケーションを設計し、企画を具体化して、メンバーが盛り上がる状況をつくる役割の方が重要です。

Q. やれば必ず成功するテクニックは教えてもらえますか。
A. 残念ながら、難しいです。

外すと失敗する「原理原則」はありますが、最適解は、どんな人が、何のために、何をやるかで異なります。試行錯誤と改善を重ねれば、着実に、その人なりの成功には近づきますが、結果につながるのは、めぐり合わせも大きいです。場の立ち上げは地道なもので、「誰でもすぐに必ずうまくいくテクニック」というものはないと考えます。

・地道に想いを伝え、対話しながら、人を巻き込む
・自分と相手を理解して、価値あるものをつくる
・実践の歩みを止めず、改善を積み重ねる
・来てくれた人がまた来たいと思うくらい満足するようにする
・その人が人を誘い、また来てくれるサイクルを回す

Q. コミュニティを立ち上げて、半年以内に儲かるようにする方法は教えてもらえますか
A. この講義でお伝えするのはそういうコミュニティではなく、参加者や世に価値ある場をつくれば、長い目でみて自分にも返ってくる、という性質のものです。

その「リターン」は人の役に立つ励みや、思いがけない強みを見出しキャリアが広がることなどで、経済的なものは、結果としてついてくる、という考えです。

◆講義の進め方について

Q .受講生でチームを組むとのことですが、チームで企画をつくるのですか。
A. 試行イベントは各人で実施します。

チーム組成の目的は、クラス以外の時間でもお互いにフィードバックやアドバイスし、実践を支え合うことです。他のメンバーが頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思う効果もあります。

Q. 毎回のホームワークの負荷はどの程度ですか。
A. 工数としては、1時間もあればできるものだと思います。

内容としては、案内文、自身の棚卸し、自走プランで、それらを複数回ブラッシュしていきます。各回の分量は、ドキュメント数百文字やスライド数枚で、大枠も決まっています。書くこと自体は大して時間はかかりませんが、自分の答えがないと、それを見出すのに時間がかかるかもしれません。

Q. どのようなITツールを何に使いますか
A. 限られた時間での学びを最大化するため、以下を活用します。

○Zoom
・コメントや質問を、積極的にチャットにUpして頂きます
・ワークでは、画面共有やブレイクアウトも使います

○Google
・案内文はドキュメント、最終発表はスライドで作成します
・共有スプレッドシートに記入頂くこともあります

○Facebookグループ
・課題提出や質疑など、講義外でも学びの機会をつくるために使います
・講義内で課題発表者へのコメントに使うこともあります

一般的なツールの基本機能しか使わないため、技術的なサポートはできません。懸念がある場合、各人で予習する、受講生同士で教え合うなど、各人で対応下さい。



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