講義レポート

妄想や想像を形にする第一歩目が踏み出せる場所

場の主催学 第2期講義レポート 森田裕士さん

場の主催学【オンライン】」を受講したのは、本業で新しく店舗づくりやオフラインを軸としたコミュニケーションづくりに従事することが決まり、「自ら学びを得なければ」と考え、このセミナーにたどり着きました。
この講義受講開始時の私は、場づくりに関してはほとんど未経験の状態でした。

講義では、イベントやコミュニティの違いから、コミュニティを始めるためのヒントや大事なポイントなどを全5回にわたって、教授の高橋 龍征さんからの学びの時間はもちろん、ワークを交えて実際に自身で計画したり、クラスのメンバーと意見交換したりという時間が多いのが特徴的です。


私は、この講義を受講して良かったなと特に思うことが大きく2点あります。

1点目は、場づくりについて第一歩が踏み出せたこと。
一方的に知識をインプットするのではなく、学んだことを実際に自身で取り組むことでちょっとずつですが知識が定着化していく。
つまり「知る」だけでなく「できる/やってみる」まで挑戦できるのがこの講義の良い点だと私は感じています。
毎回講義後にはホームワークがあり、自分の中で何度も何度も考えては直してを繰り返す中で、自身のやりたい事を実現する企画が磨き上げられていったのを覚えています。

2点目が、クラスメンバーとのつながりです。
高橋教授との出会いはもちろん、年代や職種、今までの経験も全く異なるクラスメンバーとの出会いや、その方々の考えを知れたことが、この講義のもう一つの大きな価値だと思っています。
ホームワーク含め自身の場づくりに行き詰った時には、Facabookグループで質問を投げかけると、高橋教授がいつも迅速にフェードバックをくださいます。
そして、クラスメンバーからもそれぞれの視点で意見をもらえますし、逆にメンバーの考えを知ることで新しい学び・気づきにつながることも多々ありました。

クラスメンバーとは、初回と最終回にはオンラインでの懇親の場も設けられています。
「これからよろしく」であったり「お疲れ様!大変だったね」など、メンバーとの距離を縮められる機会もあり、毎週メンバーと出会うことが楽しみになっていきました。

講義全体を通じて体感したのは、「第一歩を踏み出すこと。小さく試すこと」の重要性でした。

この講義では第3回と4回のクラスの間にイベントを1回試行するワークが課せられます。
最初は正直「やれるのかな?」と不安でいっぱいでした。
ですが、「この期間でやる」と決めてから、講義で学んだことをもとに企画のブラッシュアップを進め、何とか実施にたどり着くことができました。

この時実施したイベントは、私の頭の中の想像しているコミュニティイメージからすると、本当に小さな一歩だったと思っています。
ですが、一歩踏み出したことで「次にどう生かすか」や「自身の目標としているコミュニティにつなげるにはどう改善していくか」という、さらに次の一歩へのイメージが深まっていきました。

何事もまずはやってみること。小さく試していくこと。
聞く・学ぶだけでなく、自身でやってみたからこそ、この大切さを身に染みて感じることが出来ました。

講義から少し時間が経過しましたが、私は2月にも新たなイベントをスタートできました。
このイベント企画を構築する際にも、この講義の学びが随所に生きてきましたし、自身にとっても次の一歩を早いタイミングで踏み出せたと思っています。

そして、いろんな取り組みを進める上で、「悩んだ時にはこのクラスのメンバーを頼ろう、相談しよう」という、自身の場づくりの原点に、この講義受講生メンバーとの出会いがあると思っています。
まさに、このメンバーとの関わりが新たなコミュニティになっているのだと思っています。

私のように、やりたいことがぼんやりとあるという方々も含め、一歩目の踏み出し方が分からない方々には、特におすすめの講義です。

 

場の主催学第2期生 森田裕士さん



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