講義レポート

日本酒を愉しみながら学ぶ、至高の講義

sense of SAKE 第3期卒業生講義レポート 

「お酒を飲みながら勉強できる講義、最高です」。

冒頭からこの講義の素晴らしさを一言で表してしまいましたが、これは冗談ではなく真実です。「sense of SAKE」は日本酒を飲むのは好きだけど、知識がない私にとっても楽しく為になる講義でした。

もともと私は日本酒を飲むのは好きでお気に入りの銘柄もいくつかあったのですが、日本酒に関する知識は無かったため、好きな日本酒について詳しく話すことができませんでした。過去に自由大学の別の講義は受講したことがあり、自由大学のメールマガジンは受信していて、たまたま目に止まったのが「sense of SAKE」の受講募集のメールでした。これが参加動機であります。

全5回の講義は、知識として役立つ内容も豊富なのですが、利き酒などのワークショップが特にこの講義のメインディッシュ的位置づけとなります。お酒を実際に楽しみながら知識を深めていく、という日本酒好きにとっては至高の講義スタイルで、まず実際に飲んで『感じる』こと、その上で感じたことを体系的に『知る』ことができました。

sense of SAKE

 

私の知らなかった、飲んだことがなかった多くの日本酒とも出会うことができ、それだけでも受講の価値はありました。それだけに加えて、専門の陶芸家の先生がゲスト講師の回では、実際に自分で酒器づくりを体験もさせていただきましたし、実際の大手酒造会社の方によるリモートでの酒蔵見学案内では通常の見学では入れないない場所も見せていただきました。

 

sense of SAKE

 

今年2020年は世界的にも激動の年であり、「ウイルス」や「消毒」というキーワードと組み合わせて「アルコール」という単語が数多く検索された年になったと思います。募集当初は、まさか新型コロナウイルスで、このような大きな影響が出るとは思ってもみませんでした。そういった中でも、こうしキュレーターである森田さんや、自由大学の学長である深井さんを中心とした開催への配慮や工夫により、感染のピーク時期をズラしたり、間が空きそうなときはリモートでのオフ会を開催頂いたりすることで、私はすべての受講することができ、無事に修了しました。

 

sense of SAKE


修了後も夏酒をテーマにしたイベントなども開催していただき、今後も継続的な活動に期待が高まります。そして日本酒好きの方々とつながりができたことが、この講義で私の一番大きな財産となりました。

最後に「お酒を飲みながら勉強できる講義、最高です」。ありがとうございました。

 

 text :  sense of SAKE 第3期卒業生  T.Mさん



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