講義レポート

「好き」と「興味」への探求心

「艶(シック)な大人の焼酎学」講義レポート

好きな事や興味がある事でも知らない事はたくさんある。その知らない事を知ると、好きな事がもっと好きになる。もっと好きになると、より深く知りたくなる。より深く知ってくると、楽しくて仕方がなくなり、さらにさらに知りたくなる。そんな時間を、同じ興味を持った者同士で共有して共に学び、「好き」と「興味」を育てて行く。そんな楽しい空間が、焼酎学にはありました。

私がこの「艶な大人の焼酎学」を受講しようと思ったきっかけは、「お酒が好き。お酒の席が好き。焼酎も好きだけれど、普段は決まった銘柄しか飲まない。もっと違った愉しみ方はあるのだろうか」と思ったからです。

つまり、焼酎に関しては、さほど知識のない初心者でした。自由大学のホームページで、講義内容を読んでいて、興味が湧いたので思い切って参加させていただく事にしました。

講義が始まる数日前になると、クラス名簿作成の為の、自己紹介文の作成依頼が来ました。

「クラス名簿」という響きに、学生時代を思い出すようでワクワクしました。

第1回目は自己紹介から。そして、焼酎の歴史や種類、製造工程などを学び、最後に芋焼酎の飲み比べ。作り方の違い、芋の違い、同じ芋でも焼酎を造る蔵元さんによって味や香りに違いが出たりと、今まで知らなかった事だらけで、その奥深さに驚きの連続だったのを覚えています。

全5回の講義のうち、2回から4回は、教授である陽さんのお店、新橋にある「焼酎楽味隠れ家 陽」で行われました。内容は、お料理とのマリア-ジュ。料理を引き立てる焼酎のセレクトや飲み方を、実際に口に運びながら色々と試していきました。同じ焼酎でも割り方によって様変わりし、酒器やグラスによっても雰囲気や味わいが変化するのを五感で感じました。ゲストスピーカーとしてご参加くださった、焼酎の蔵元、小正醸造株式会社の小正倫久氏のお話では、焼酎作りの今を間近に感じる事が出来、蔵元さんの技術や思いを肌で感じられ、今まで以上に焼酎に触れてみたくなりました。

 

最終回である第5回は、各自が自分なりの「焼酎のある宴」を発表。いつ、どこで、誰と、どんなシチュエーションで、どの季節にどの焼酎を何割で、どんな酒器で飲むか。大好きな趣味の時間に焼酎を合わせたり、大切な人や仲間との時間に焼酎を合わせたり、自分の最高の時間に焼酎を合わせたり…と、各々の夢と妄想と欲求が炸裂した、とても楽しい最終回でした。教授の陽さん、キュレーターの澤本さん、共に学んだ焼酎学メンバー同士での繋がりはまさに大切な宝物です。

 

全5回の講義が終了して久しい今でも、焼酎学のメンバーで、一緒にイベントに参加させていただいたりしています。先日は実際に鹿児島へ行き、陽さんの案内のもと、焼酎の大イベント「コセド焼酎の会」に参加させていただきました。蔵元さんも見学させていただきました。そして今でも焼酎の新たな発見があります。発見はこの先も尽きる事はないと思います。焼酎学受講前も焼酎は好きでしたが、受講後の今は、以前よりもさらに焼酎が好きになっている自分がいます。

焼酎の事を色々と学べたのももちろんですが、好きな事をもっとよく知ることで、より楽しい時間が生まれる。という事を感じさせてくれたのが焼酎学でした。焼酎学に参加させていただいた事をきっかけに、自分の「好きな事」「興味がある事」への、さらなる探求心が生まれました。今では、自由大学の他の講座にも参加させていただいたりしています。学ぶ事によって、自分の「好き」は増えます。知る事により、自分の「興味」は広がります。まずは、焼酎の奥深く、味わいのある世界に触れてみてはいかがでしょうか。今はまだ知らない愉しさが待っていると思います。

(text by 第一期卒業生 石田峰雄)

「艶(シック)な大人の焼酎学」



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