講義レポート

夢をかなえるスイッチ

「小さな教室をひらく」講義レポート

約25年の会社員生活を終わらせ、主に外国人の為の日本料理教室を始める準備時間をようやく確保。
そこにつながる実質的な第一歩となったのが、小さな教室をひらくへの参加でした。

熟考の末の脱サラでしたが、退路を絶った私が持っているのは、漠然とした不安。
長年、料理をおそわってはきたけど、本当に自分が伝える立場でできるのか…。人は喜んでくれるのか…。来てくれるのか…。

そんな中、教授とキュレーターのお二人が知らない内に押してくれていた「気づきスイッチ」が、それとうまく付き合う方法を教えてくれた気がします。

第1回議題「夢中になったこと」では、自分の子供時代からの関心事・記憶を棚卸する事で点が線になり、今につながっている事を整理・認識。“だからいまこの教室をやりたいと思っている”と気づく事で、覚悟が一層ブレなくなった様に。また、別のある日の議題は、「どういう教室に参加してみたいと思うか」。自分主宰の教室にあてはめて考えた時、私は参加側の希望に寄り添い過ぎ、“Sustainableなものにしていくには、自分側との最適なバランスを見つけるべき” 事に気付かされます。

「(固定概念を)壊す」「自分ができる事と、人にしてほしい事」を考える回は、将来自分の活動を広げる一助となりそうです。経験として面白かったのは、講義開始前の15分間で得意な事を披露する場を頂いたのですが、私はそれを仲間へのお弁当作りとしました。やってみるとそれは、“何をやってもいいという自由な中にも、条件と制約がある。その中で参加者に一番喜んでもらえる最善の方法を見つける必要がある”事で、15分という限られた時間が、伝えたいポイントだけをうまく引き出してくれるのも、いい経験だったと思いました。

全5回の講義は、不安だらけの私が今後道標となる様な「成功する教室を作る考え方」を伝え、気づかせてくれたと思います。これを生かせるかどうかは、自分次第。うまく生かしてその先に、私の教室に参加してくれる人の、健康で彩りある食生活があれば嬉しいなぁ。

 



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