講義レポート

結婚、出産の固定概念をはずす

「生き方デザイン学」講義レポート

こんにちは。生き方デザイン学キュレーターの小柴美保です。私はこの講義をもっともっと続けていきたいと期を経るごとに強く思うようになっています。なぜかというと、講義が終わってからも、受講者と、そして受講者同士の関係が続き、それぞれが新たな行動や意識の変化の意見交換が活発に行わているからです。個別の報告だけでなく、奇数月には生き方デザイン学の同窓会としてこれまで全ての期の方が集まって、講義後のそれぞれの生き方の意見交換会を開催しています。毎回皆さんの新たなチャレンジや思いを伺えるのがとても楽しみです。今回は、これまで受講された卒業生の講義後の様子を少々ご紹介したいと思います。



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「自分のこれからは自分でつくるもの」と気づくことが出来ました。
(1期生 海野千尋さん)

①講義を受けたきっかけは?
仕事を辞めたり新しい暮らしが始まったりという自分の転換期にちょうど「生き方デザイン学」というタイトルを見つけました。このタイトルにぐっと惹かれたのです。「どんな風に生きていきたいか?」を常に己に問い続けていたので、生き方デザイン学の講義内容を読んで自分自身でデザインできるならばぜひ講義を受けてみたいと思いました。
②実際に講義を受けてみて印象に残ったことは?
各ゲストスピーカーの話はもちろんですが、集った受講生のそれぞれの話が印象に残っています。出身地も、年齢も、仕事も、既婚か否かも含めてすべてが全く違う人たちが、「自分のこれからの生き方を悩んでいる」「仕事と家庭とどのようなバランスで進めていけるのかわからない」「何かを選んだら何かを捨てなければダメ?」など私自身と同じようなことで悩んでいる、迷っているというその共有感が一番印象に残っています。
③講義を経て、考え方に変化はありましたか?それはどのようなことでしょうか?(その後の生き方にどのような変化がありましたか?)
考え方の変化は私にとって大きなものとなりました!そもそも私自身が「結婚することの意味がわからない」「こどもを生んだらしんどいイメージ」という結婚や家庭に関してかなり後ろ向きな感覚でいたのです。しかし講義を受けている最中に、その感覚やイメージこそ自分自身が勝手に作りこんで固執してしまっていたものだと気がつきました。
「自分のこれからは自分でつくるもの」「なければ作ればよい」「もっと自分を信じてよい」
そんな風にそもそも何も(結婚・出産)やっていない自分の今後を憂うよりも、自分らしくそれらを飛び越えて人生を楽しむ策を、楽しむ方法を考えていったほうがたぶん私らしいだろうな、ということに気がつくことが出来ました。
(ゲストの飯野さんの講義風景。息子さん達のファーストシューズや育児日記とともに)
「幸せに1つだけの答えはないんだ」と実感しました。
(3期生 佐藤由記さん)

①講義を受けたきっかけは?
自分の仕事との距離感に迷いがでてきた頃に、ちょうどこの講義を紹介してもらったことがきっかけです。
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②実際に講義を受けてみて印象に残ったことは?
「こう生きていくぞ」という固い意志を持ってきた人というより、その時その時に応じて柔軟な発想と判断基準で人生の選択をしてきたゲストの方が多かったことです。それぞれお話を聞いているとなんだか凝り固まっていた考えがほぐされる感覚でした。
③講義を経て、考え方に変化はありましたか?それはどのようなことでしょうか?(その後の生き方にどのような変化がありましたか?)
自分も肩ひじはりすぎずに自然体で生きていこうと思い、仕事もプライベートも「軸は持ちつつもフレキシブル」に動けるようになってきていると思います。また、「幸せに1つの答えはない」ということを実感し、自分らしさとは何かをよく考えるようになりました。
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結婚、出産といったライフイベントは体験してみないと本当のところはわからないもの。だからこそ仕事や生活に漠然とした不安や迷いを感じてしまいます。どちらの方もこの講義を卒業して、そんなモヤモヤともうまく付き合いながら、前向きに試行錯誤することができるようになった様子。未来のことはわからないと放置するより、自分らしく解決する道を見つけていきたいですね。



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