講義レポート

私が一番学んだこと

「実践!アーバンパーマカルチャー」レポート 第12期中居美樹

実践!アーバンパーマカルチャー

今回の講座で、私が一番学んだことは主に三つある。

一つは、やはり自分たちが消費者から生産者になるという意識を持つことは大事だということ。二つ目は、自分のやっている行い、選択が自己満足で終わらないようにすること。最後は、どんな選択を取っても自分を責める必要はないということ。

これら三つの学びは、宿題のシェア会をした時に感じたものだ。今回のシェア会で私は納豆が私たちの食にたどり着くまでの道のりとオーガニック納豆と一般的な納豆の違いについてみんなにシェアをした。シェア会でシェアした情報は全てその企業の公式ウェブサイトから得たもの。

なぜなら、その時の私はウェブサイトは公式だから、ウェブサイトから得た情報なら間違いはないと思っていたからだ。でも、実はそうではなく、よく考えてみればウェブサイトというのはビジネス戦略の一つの方法である為企業は私たちお客さんが商品を買うよう促すアプローチをする。

私はそれにまんまとはまってしまったのだ。「オーガニックの方は生産者の顔が見える、ウェブサイトにもしっかりとその方の顔写真が写っている。だからオーガニックの方を買うのがいい。けど、やっぱり値段は張るから結局オーガニック認証のついてないものを買ってしまう。

そんな自分にモヤモヤする」それが私の今回の宿題のまとめだった。けど実際は、オーガニックと謳っている企業や商品の裏では例えば農薬を使わない為に手作業で行うがそれをやるのは低賃金で働かされる途上国の人々。もちろん全てのオーガニックと謳っている企業に当てはまる話ではないし、今回私が調べたオーガニック納豆の企業もこれに当てはまるとは限らない。

ただ、確実に言えるのは、オーガニック企業が実際のところどのように商品を作って、オーガニック認証を得ているのかまで私たち消費者が調べ、たどり着くのには限界がある。そこで私が思ったのは、もう自分が消費者から生産者になって、もう納豆を自分で作るのがいいのでは。

実はこの消費者から生産者になろうというのは、このパーマカルチャーの講座の最初の方で学んだ内容である。私はここにきて、あの時の学びがどのようなタイミングで活用していくべきかが繋がった気がした。

ただやはり、全てのものを自分で作るのは私には無理があるので消費者としてこれからもものを買う。今回の学びを通して今後の自分のものを買う基準が変わると思う。そして今回の学びで一番重要だと感じたのは、今後買い物をする際に、たとえ認証ラベルのついたものを買ったとしてもそれで満足して終わりだとそれは環境にいいことをしてる自分に自己満足してるだけになるので、どのような過程で商品ができているのだろうと考え続ける意識を持つこと。加えて、例え認証のついていないものを選んだとしてもそんな自分を責めないこと。

これはもう自分一人の問題ではなく、社会全体の問題でもあるからだ。というより、何かが間違っている、間違っていないというの概念に過ぎないからだ。このことを頭の片隅に置いて今後様々な選択をしていきたい。

(TEXT:第12期 中居美樹さん)

アーバンパーマカルチャー



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