シリーズでお届けしているサマーキャンプin仙台のレポートももう第5弾。今日のテーマは「農地復旧ワーク」について。自分の本をつくる方法卒業生のキャンプクルー柳本圭子さんからです。
「この目で見たい。シンプルな動機でかまわない。」この言葉で、参加を決めました。すべてのプログラムや経験が、それぞれ心に残りましたが、農地復旧ボランティア作業についてレポートします。
キャンプ2日目。
「3.11 あの日の話を聞こう」の相原さんの話の中に、「出来ることから始めれば良い」と。その話を聞いた和泉さんの行動は早く、急遽、遠藤農園の農地の片付けのお手伝いをすることになりました。
軍手をはめて、畑の土の中から、津波が運んできたごみの除去。
大きな木の枝、石、貝殻、割れた茶碗のかけら・・・。
そして3日目。
予定通り、皆が揃ってのお手伝い。
この日はごみ拾いの他に、大きく育ってしまった雑草を抜きました。
その時、根っこが残ってしまうことを気にしていた私達に、遠藤さんが、
「土の塩を抜いてくれるから、残っても平気。」と。
自然の力と、コミュニケーションをとりながら作業のお手伝いをすることの大切さを感じました。
掘り起こした土の中から長い金属のパイプが出て来ました。今は海の砂が混ざり雑草が生い茂ってしまったこの場所も、数ヶ月前までは大きなビニルハウスの畑だったことを私達は改めて知りました。
今回、たくさんのことを吸収して、滞在中に消化できませんでした。
でも、まず、体を動かすこと。動きながら感じる、考える、話す。そして、また動く。
少しばかりのお手伝いでしたが、とても良い経験で、今後も続けていきたいです。