講義レポート

出産後、職場復帰して働く生き方

「生き方デザイン学」講義レポート

「生き方デザイン学」キュレーターの小柴美保です。さて、年をまたいでの本講義3回目を1月10日を開催しました。
年末年始のお休みをはさんで開講されたこの回。前回まで教室と話題となっていた水筒を堀江教授までが購入して持参。風邪でダウンしてしまった方もいらっしゃいましたが、水筒持参率がさらに高まって、スタートしました。

まず、今年の抱負について発表をしてもらうことに。皆、非常に真面目に今を生き、未来を構想しているということを実感しました。特に多くの方が話していたのは、メモを取るようにした、という話。新品の手帳やメモ帳に日々考えたことや、悩んでいることなどなんでも書いていくことで、本当に自分が何を考えているのか、どうしたいのかが明確にして前に進みたい、という皆さんそれぞれの強い意志の現れを感じました。
そして、今日のゲスト加藤沙英子さん登場です。「会社で開拓しながら働く生き方」という題で話しをしていただきました。加藤さんは、ライフタイムイベントを迎えて、働く場を変えずに働いている方。出産後の復帰も、バリバリの営業職での復帰をした方です。これまで「変化」に注目していましたが、今回はやや別の視点からの生き方デザイン学です。
見た目、華奢でもの静かにお話をされるかと思っていた筆者ですが、好きな言葉であるという「1本の映画をとるように人生をプロドゥースしなさい」という言葉をそのまま体現しているような方で、ロールモデルなんて自分で作ればいいんだ、という芯の強い話をしてくださいました。
また、何よりもびっくりしたことは、子育ては周りは大変だ大変だと聞いていたけれど、いざ子育てをしてみると、3時間おきに授乳に起きるくらいで想像していたよりもとても楽でした、というコメント。これまでの仕事の方がハードだったし、子育てをしながら働くほうが、規則正しくなって、睡眠時間も増えたとか。そのような体験談を伺うことが出来たことも、受講者にとってはとても有意義な情報であったと思います。
最後に、加藤さんがおっしゃっていた、ライフタイムイベントを迎えるにあったって「すぐに職場を変えるということではなく、まずは続けることの意味を考えることも重要」ということがとても印象に残っています。
そこで今回の宿題は、「今の働く環境を選択している理由は?」。来週受講者の皆さんからどのようなコメントが出てくるのかワクワクしています。



関連する講義


関連するレポート