講義レポート

結婚、出産、自分のペースで働く生き方

「生き方デザイン学」講義レポート

結婚×出産×仕事の自分らしいカタチを考える「生き方デザイン学」キュレーターの小柴美保です。第2回、そして今年最後のが開催されました。相変わらず女子力が高く、さらに1名水筒持参の方が増えました。今回は、まず前回から1週間経過した「結婚、出産、仕事などの生き方の予想」についてそれぞれに発表してもらうところからスタート。

「パートナーと話合う機会を持ちました!」「10年予想を立ててみました」「再度これまでの人生を振り返ることができました」「週末に実家近くのマンションのモデルルームを見に行きました」というような、とても前向きで真剣なコメントが受講生全員から出てきました。1週間でここまでそれぞれがなんらかのアクションを起こした、ということにとても感心し、うれしくなりました。

そして、今回のゲスト黒木瑛子さんが登場。実は、黒木さんの旦那様が今回の生き方デザイン学のイラストを書いてくださってもいるのです!

「自分のペースで働く生き方」と題して、黒木さんのこれまでの働き方や家族との関係など、黒木さんの経験を通じた言葉は、受講者が疑似体験をしているような気持ちで響いてきました。
サラリーウーマンとして企業で働きながらの結婚、産休、復帰、そして退社。産休後、子どもが愛おしくて会社を辞めようと思ったとき、先輩ワーキングママから「感心ごとが子どもしかいない親は子どもには重荷になる」というアドバイスから復帰をした話。
また、ワークライフバランスという天秤にかけるという生き方ではなく、自分にとっての優先順位をつけて、それをどのように組み立てていくかが大切、という話。非常に納得感がありました。
そして、今は社会との関わり方は1つではない、関わり方は無限大にあるという思いから、自分のペースで働くという生き方をしている黒木さん。家族のために働くことが心地よいと思えること、家族と食卓を囲める生活を優先順位において、やりたいことにチャレンジする姿勢はとても清々しいものでした。

現在は、地域の子育て支援活動や産褥ケアの新規事業立ち上げに関わっていらっしゃいます。受講者から黒木さんに、「なかなかすぐにお金になりにくい仕事かもしれませんが、これからお子さんなどお金がかかるだろうなかで、なぜ今なのか」という質問がでました。黒木さんは、「子どもが大きくなってくると、いろいろ考えてしまい一歩を踏み出しにくくなってしまう。だから今、好きなことを初めてみて、試行錯誤してもいいのではいかというスタンスでいる」、と。
子どもに手がかからなくなったら、という話はよく耳にするなかで、このこごはとても新鮮に感じました。受講者の中には、今回のお話を聞いて、結婚も出産もしたくなった!というコメントもいただいて、あっという間の90分となりました。
今回5回の講義の2回が終了し、年を越して第3回に入ります。ちょうど3週間のお休みがあるので、この間に受講者の方が更にどのようなアクションを起こすのか、毎回話している予想がどのように変化するのか、今から年明けの第3回講義ワクワクします。



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