講義レポート

自分にしか発信できない 言葉を見つけるために

「自分の本をつくる方法」講義レポート

第34期メンバーのホウシヨウコさんによる感想を掲載します。

自分の本をつくる方法」この講義を発見したのは偶然で、申込みは勢いでした。 もともと本は好きだったこともあり、「わたしもいつかは本を… 」という思いは、年季が入りすぎて化石となっていました。 たぶんそれは「本の世界」が外側からはよく見えない部分が多く、現実的な一歩を躊躇してきたからかもしれません。

深井さんの講義は、「自分の本をつくることは、誰でも実現可能である」ということが起点になっています。 文章のうまい下手や、才能に大きく左右される分野(小説、詩、アート作品集など)はありつつも、あらためて書店の棚を客観的に眺めてみると、平積みされている本は、必ずしもそういう分野の本ではないこと(実用、評論、エッセイなど)にも気づかされました。

「出版社が売りたい本 ≒ 読者が求めている本」という着眼点においてはむしろ、著者自身が積極的に読者を獲得しようとする努力をしているかどうか、またそれが事実(著者の経験)に基づいているかどうかも重要であることなど、講義を通じての新鮮な発見が多くありました。

この講義は、「本を出したい」という人だけでなく、「起業したい」、「自分のプロジェクトを成功させたい」、そういった人にとっても、興味深い内容だと思います。

行動してみて、思うような結果を得られなかったら… 何かをはじめてみても、なんの反応も得られなかったら…

そういう不安のある人も、 「本当に好きだったら、ストリートミュージシャンのように、1人でも活動し始めればいいんです」 という深井さんの言葉に、はげまされると思います。

今は個人でも情報を広く発信することは、ある程度はできます。この講義からは、このメリットを効果的に利用しつつも、「膨大な情報を、自分にしか発信できない情報へと集約させていくためには、仲間の存在も不可欠だ」という深井さんのメッセージも感じました。

今回縁あって、わたしは34期の一員となりました。課題を通じて、約1ヶ月という短い期間であるにもかかわらず、メンバー1人1人の人となりが、とても近くに感じられました。講義は終えましたが、わたしの本づくりプロジェクトは、まだはじまったばかりです。ここで出会った仲間たちと刺激しあいながら、前に進んでいけたらと思います。

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【ORDINARY /TOOLS60 “よい知らせは遠くからやってくる”】

[text:ホウシ ヨウコ(派遣社員)]



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