講義レポート

全国の本屋に平積みされるまでにはドラマがいっぱい

「自分の本をつくる方法」から始める新しい挑戦【卒業生の声】

初めての商業出版にチャレンジする当講義「自分の本をつくる方法」は、2009年自由大学創立と同時に始まり現在66期を数えます。これまで、たくさんの新しい著者やベストセラーがここから生まれ、出版する以外にも海外に移住したり、起業したり、みんなの人生ドラマが満ち満ちています。

近年、レポート更新をサボってしまっている間に、コロナがあったりGhatGPTが出現したり、出版業界にも大きな変化が訪れております。しかし、メンバーの中からも20万部突破のニュースが届いたりしており、いい本をつくって出版文化を盛り上げて行きたいですね。

さて今日は、最近受講した卒業生の声を少しご紹介したいと思います。(リアル開講とオンライン開講、両方混じっています)

この円卓で少人数での講義。フラットなディスカッションが生まれる。

 

⚫︎卒業生トップバッターは、料理研究家のきむらアリスさんのコメントです。

出版に対する解像度があがります。「本を出す」なんて、雲の上のような世界のよう。けれど、なぜか気になる、憧れている気もする…と思って申込みました。著者プロフィールを書く、企画テーマを考える、800字書いてみる、出版企画書をつくる…と段階的に課題に取り組む中で、つくりたい本の解像度があがって驚きでした。ご一緒させていただいたみなさんも、課題を見せあう中で、“この人の根底の想いはこういうところにあるんだな!”と発見の連続。心の中にあるものに、光をあてていきたい方におすすめしたいです。“課題をやっていけば、論理型の本は出せる”という深井さんのメッセージが心に残っています。少しずつ育てていきます。ありがとうございます!

教室で卒業証書の授与。約2ヶ月間、最終課題までよくがんばりました!

【きむらアリス プロフィール】インド家庭料理研究家。国外のほうが心が自由でいやすいと感じ、デリーで現地採用として働く。帰国後、カフェでのインド料理提供、インド家庭料理ワークショップ、油絵とインド生活エッセイの個展、ヒンディー語入門講座等を開催。お味噌やお醤油のようにスパイスを日常使いするアイデアを発信中。アシュタンガヨガが好き。インスタグラム:http://www.instagram.com/al1ce_chai_curry/
⚫︎続いて。ハーバード教育大学院に通い、現在はライフコーチとして活動している地図子さん
軽い気持ちで参加した「自分の本をつくる方法」の講義でしたが、実際に参加してみて感じたのは「自分は何者でもない」という挫折感でした。同じ期の参加者に同年代はいなかったのですが、それぞれ新しく団体を立ち上げようとしている人、独立している人、魔女見習いの人(!)など個性強めのメンバーだったのです。こんなに好きなものやこだわりがあったら本を書けるかもしれないけど、私は本を書けるほど何についても知らない…と自信を失いかけていました。

自分が書きたい本の企画書を持ち寄るのですが、私はテーマが思いつかず、帰国子女についての企画書を持ち込みます。そのときに自分が帰国子女として英語に苦労したエッセイを書いたのですが、エッセイを元に参加者の皆さんにフィードバックをいただきました。

教室のキッチンで簡単なおつまみをつくり、打ち上げの乾杯!

そのときに思ったのが「自分はネガティブなパワーを元に、帰国子女の本を作ろうと企画書を持ち込もうとしていたんだな」ということです。自分が今後の人生を生き直すとして、ポジティブなパワーで取り組めることは何だろう?何について本を出版できる?と考えるきっかけになりました。「本を出版したい」という願いを通して、計らずも自分の生き方について問い直すことになったのです。>全文は、地図子さんのnote記事
⚫︎続いては、弁護士の中嶋俊明さんより

出版報告です!幻冬舎から、法律の本を出すことになりました。出版のいろいろな流れが見れて勉強になりました。これですっきり!太陽光発電の法律と実務』(幻冬舎)


⚫︎最後に、他の皆さんからのコメントを

・テキストが充実していて具体的な例、的確な例、膨大な量のデータから抽出したエッセンスが詰まったものでした。また、先生の貴重な沈殿メモまで見せてもらい、ここでなければ学べない貴重な勉強ができました。惜しみなく全てを「教える」とはこういうことなのだと圧倒される思いでした。

・カリキュラムと講義内容が洗練されているため、膨大な内容を2ヶ月という短い期間でも、最初は全く何も分からなくても、一週一週講義に参加して課題に向き合ううちに、確実に自分のゴールにたどり着けたことに驚きました(そしてそれを最初に教授が伝えてくれたので、途中迷子になりそうになっても安心して取り組むことができました)。

・深井さんは優しさが滲み出ていてとても楽しく、そして有意義な時間を過ごさせていただきました。

・とても楽しかったです。私は再受講だったのですが、初日に深井さんが「(以前の講座に比べて)進化しているのかなあ」とおっしゃっていましたが、とても進化しているなあ、と感じました。(上から目線ですみません!)出版に向けての1つの道筋として5日間のカリキュラムが組み立てられていて、とてもすんなりと理解が進みました。毎回時間が経つのがあっという間に感じるくらい楽しかったです。ありがとうございました。

・今まで読者(消費者)の立場で見ていた本を、書いたり売ったりする立場からの事情を知ることができたのは大変貴重でした。宿題は自分の企画を改めて見直したり整理したりするよい機会となりました。講義時間帯が遅いので、講義後内容を十分に反芻しにくかったです。とはいえ、一回の時間を少なくすると回数が増えるので、悩ましいですね。

・講義のみならず、講義中の質問に対する応答や、放課後タイムで教授が親身になって本当に参加者のために時間を使っていることが伝わってきて、そういったところも、講義全体のとてもいい雰囲気につながっていると思いました。

・課題の投稿やそれについてのメンバー同士のやりとりも、今まで自分では全く気づかなかったことに気づかせてもらったり、自分の課題を知ったり、モチベーションを高めてもらったりしました。教授の個々へのコメントも、とても勉強になりました。プロフェッショナルなフィードバックをもらえるだけでも、大きな価値があると思いました。

・本を書く予定もアイデアも一切なかったのに、講義内容に惹かれて申し込みをしてしまいました。本の出版に近づくという他のメンバーの皆さんのゴールとはちょっと違ったかもしれませんが、自分のテーマを見つけるという自分にとってはとても大切なゴールに辿り着き、新しくまたそこからスタートを切ることができました。教授と授業に関わる皆様、どうもありがとうございます。本当に「ピンときたらゴーだろうね」ですね。


・今回初めてzoomでの授業、お家にいながらこんなに素敵な学友と出版の夢に向かって構想を練る事が出来たことがとても楽しく、ワクワクしました。ありがとうございました。あと、一息、頑張って出版社へ企画書を提案します。

 

いい天気だったのでキャンパス屋上で集合写真


以上、現場からのレポートでした! 初めて商業出版に挑む方も、すでに経験しているけどもっと納得のいく企画をつくりたい方も参加していますよ。

講義:「自分の本をつくる方法」受講生募集中!



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