講義レポート

古代からのメッセージを読み解く

「ファンタスティック古事記」講義レポート

「ん、古事記+古墳?」このキーワードの関係性がよくわからないままも、古事記はもともと好きだし、古墳、一度は行ってみたいしとワクワクしながらポチッと申込みを押してみました。押してみてホントに良かったです。広がる広がる古事記ワールド、古墳ワールド。小出教授の巧みなトークで目の前に古代人がいて、神様が本当にこんなことやあんなことをしたのではないの?というくらい神様が身近に感じられる講義でした。

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最初の講義で、古事記のさわりをさらっと勉強してすぐ、二日後にはからっ風吹く群馬の古墳群へ向かいました。古墳と言えば、昔から教科書でお馴染みのあの前方後円墳。緑のもこもこっとした奇妙な形のお墓と言うイメージでした。実際はどんなものだろう?と思いつつ一つ目の古墳に到着。

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「さぁ、中に入りまーす。」「えぇー。入っていいの?」と思いつつ古墳に潜入しました。恐る恐る中に入り話を聞くうちに、古代人の巨石好きな話や古墳の意味について話を聞きフムフムと思いながら二つ目の古墳へ移動。

「お墓の上にお墓を建てているよー。」とシュールな光景に驚きながら中へ入って行き、古代人のおっちょこちょいな所に思わずクスッと笑い、妙な居心地の良さを感じてついつい長居をしてしまいました。三つ目、四つ目と行くうちに、人の思いや考え方の移り変わり、時代の変化を目の当たりにして、こうして歴史は作られていくのかと感じ、すっかり古墳の虜になってしまいました。肝心の古事記と古墳の繋がりは?? フムフムなるほど~。という感じです。詳しく知りたい方は、実際の講義で自分の肌で感じてみたらよくわかるかも知れません。

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そして、その後も講義は続き、古代日本人の考え方、感じ方、生活などの話を交えながら古事記のストーリーが進んでいきます。何より、言霊を大事にする民族だったと言う話にしっくりきました。今の私達にも言えることで、口に出したら引っ込められないし、それが実現してしまうからこそ、言葉を大事に選んで話さなくてはならないなと考えさせられました。

グループディスカッションでは、いろんな角度から立場から古事記を読み解き、みんなそれぞれ解釈や受け取り方も違うのだなと、新たな驚きと発見の数々でした。授業では、何より小出教授のトーク+パフォーマンスが古事記を紙の上の物語ではなく、実際の舞台や映画を見ているような感じを与えてくれます。話に引き込まれて実際体験したように感じました。そして、神様が身近に感じられるようになったのと共に古代日本人の思いに触れる良いきっかけになりました。講義は終わってしまったけれど、もっと続きを知りたくなるようなお話でした。

(text:「ファンタスティック古事記」受講生/井開夏美)



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