講義レポート

日常では考えないことを真剣に考える贅沢な時間

「生き方デザイン学」講義レポート

こんにちは。「生き方デザイン学」キュレーターの海野千尋です。

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先日「生き方デザイン学」第6期が無事に終了しました。その後、生き方デザイン学の同窓会のような場所である「生き方デザイン学の日」においてそれぞれの前進を話していた最中、第6期の卒業生である大竹さんから一歩前進したお話をいただきました。生き方デザイン学を受けて何がどう変わったのか具体的に振り返ってもらった様子を紹介します。


自分が苦しんでいる原因に気がつくことができる (6期生/大竹さん)

職場がまったく楽しくない。しかし、起業するほどやりたいこともなく、収入を減らしたくない。この煮え切らない状況を打破したいと思っていたときに「生き方デザイン学」を見つけました。

講義ごとに課題を与えられ、その答えを自分なりに考え、次回講義に受講生達の前で発表するという講義スタイルがとても印象的でした。「人前で発表するのだから、自分の考えをしっかりと発表したい」という少しの見栄と「次の講義に発表する」という締め切り設定により、日常では考えないこと(例えば、自分が何を軸に生きていくかなど)を真剣に考えることができ、とても贅沢な時間を過ごすことができました。

与えられた課題のうち、最も印象的だったのは「今の(近い将来の)働く環境を選択している理由」を考えるものでした。私の答えは、(1)収入が十分得られるため、(2)十分な休日があるため、(3)同僚と冗談が言えるため、でした。すると、現状の職場で比較的満足できていることがわかり、私が職場を楽しく思っていない本当の理由は苦手な方がいるためだということに気がつきました。

そこで、私はその課題を克服するために、心理カウンセリングを受けに行き、思考の癖を治す方法を見つけ、現在実践しています。その結果、職場では以前より心穏やかに過ごすことができるようになりました。自分が苦しんでいる原因に気が付ける課題に出会えて、とても良かったです。


 

大竹さんは、現状の煮え切らない状況を打破するために、この生き方デザイン学を通して自らが動き、考え、原因を見つけ、それをクリアするために更なるアクションを積み重ねた様子がうかがえました。「自分にとって何が1番苦しいのか」それは自分の価値観なのか、他者との関係なのか、周りの環境なのか、人それぞれ違います。その課題が明確になればなるほど、「どう解決していくか」はもっとクリアになるはずです。

生き方デザイン学では毎回の講義でゲストのお話を聞きながらも、自分の内部にじっくりと光をあてていく作業をおこなっていきます。今大事なものを「大事だ」と再認識したり、問題となっているものを確認して解決していったり、次の具体的なアクションにつながる講義を目指してこれからも受講生皆さんと一緒につくっていきたいです。

第7期は2013年の年末からスタート。新しい年に向けて、自分を振り返りこれからのアクションにつなげる時間を共有できますことを楽しみにしています。



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