5月の初夏、無事新盆栽学12期の皆さんが卒業されました。
夏を迎える前の、清々しい程に生命力の溢れた植物たち
お気に入りの植物を選ぶだけでも随分時間がかかってしまいます。
植物も人間と良く似ています、性格や顔が違うように
一人一人ちゃんと個性があるのです。
鮮やかな花、みずみずしい葉、伸びやかな樹形
どれも魅力で溢れています。
最近は、どこでも気軽に植物を買える時代になりました。
只、いったいどれほどの人が植物の本当の育て方を知った上で
購入しているでしょうか。
お水の本当のあげ方は?太陽はどれくらい当ててあげるの?
授業では盆栽(日本の植物)のことだけではなく、
観葉植物から野菜まで植物全般に関する知識や技術を、
学んでいただきます。
卒業生の言葉です
「正直最初は、どうしようかと思いました。
講義を受ける度に、植物(命)が増えていくことに。
育てなければ、という責任感に少し戸惑っていた自分がいました。
でも今は、お水や日光、植物を育てていくうちに
日々、生活が規則正しくなり、とても気持ちよい日常をおくれています。」
植物を育てることは特別なことではありません。
日々の生活の一部、毎日のお茶を飲むように
自然に振る舞うことで良いのです。
そうすることで、今までに無かった心のゆとり、豊かさを
教えてくれるような気がします。