講義レポート

『触れて、知る』愛情の好循環

「新盆栽学 昼クラス」講義レポート

こんにちは、自由大学昼クラス事務局の堀江です。10月からスタートした自由大学の昼クラスの中で、現在開講中の『新盆栽学』を見学してきました。爽やかな秋空の中、植物に触れるというのは本当に気持ちいいですね。ワクワクしている気持ちが、教授の塩津さんの笑顔で更に高まります。

今日は、新盆栽学第4回目。テーマは、『一木に大地を見よ~一本立ちによる景色づくり~』ということで、エゾムラサキツツジで盆栽づくりに挑戦しました。

自分の手で盆栽を作る魅力は、触れて知ることではないかなと思います。

植物を触れる、まだ土が入る前の植木鉢に触れる、土に触れる、土を覆う苔に触れる…
触れることで、更にそれら一つ一つに愛着が湧いてくるから不思議。
愛着が沸くと更に知りたくなって、また触れる…という好循環が生まれるんですね。

出来上がっていけばいく程、自分の盆栽を見て
「うん、可愛い………」
と小さな声でうっとりされている方が多かったのがとても印象的です。

同じ植物でスタートしても、全ての盆栽に表情があり、個性が出るので、それを見比べたり、その人のこだわりを聞いたりするのも講義の楽しみの一つ。大きさや苔の丸みがそれぞれ違って、家族みたいに見えるね、と盛り上がり、みんなで作品を並べて写真を撮りました。

盆栽づくりを経験して、触れて知るという感覚ってなかなか味わえないなぁと思うのと同時に、その感覚の大切さを改めて知ることが出来た一日。

次回講義は2013年になる予定ですが、12/9の自由大学祭に卒業生と共に作品を販売されるそうなので、気になる方は是非お越し頂き、「触れて知る」を体験して頂けたらな、と思います。

3月には、ピンクか紫のツツジの花が咲くそうです。どんな色の花が咲くかわからないというのも、楽しみの一つですね



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