講義レポート

働く価値観とアメーバ的働きかた

「アメーバワークスタイル」1期 参加者の声

この変化の時代、パフォーマンスを最大限発揮する変幻自在な働き方とは?自分らしく自由な働き方を考えていく講義『アメーバワークスタイル』。現在第2期の開講が決定していますが、1期生の卒業生が受講後1ヶ月経っての感想を寄せてくれました。

このアメーバワークスタイルは、3名のゲストを含め、受講生やキュレーター、一人ひとりがそれぞれ個性を発揮し、5週間の講義で自分らしい自由な働きかたを創っていきました。

受講生はそのほとんどが会社員。フリーランスの人も含めて本当に多様な業界、立場、年齢の人が揃いました。そこに、いろいろな分野で活躍するゲストが様々な考え方や視野が広がるヒントを提供し、そこから自由にディスカッションしたり、アクションをする。参加者の個性が講義をつくる双方向型の学びの場から、新たな決意や動きもありました。


『考えていたことが、ここで既に実践できていた』

アメーバワークスタイル受講前に既に、「これからの世の中は一企業だけで問題解決出来るモノばかりではない時代になるのでは?自分たちの得意とする部分を持ち寄ってプロジェクト単位で仕事をしていく時代なのでは?」と漠然ですが自分の中での問いが常にありました。ただその問いに対して、どの様に行動していけば良いのか、ヒントは何なのかはっきりしませんでした。

アメーバワークスタイルの中で講義をしていただいたゲストスピーカーの方々のお話を聞くと活躍する分野は違うのに共通する部分が多くありました。

特に共通する部分が【人との繋がり】でした。社内外の人との繋がりを大切にし、人と人のコラボレーションによって、新しいモノが生まれる。つまりワークがアメーバ的なのではなく、人と人との繋がりがアメーバ的なものでその繋がりから生まれるモノがワークになって行くのだと気付かされました。

また講義の中で、各個人が得意とする分野(カメラ、レーポート、ドリンク作り、議事録作成etc…)を持ち寄ってアメーバワークスタイルという講義を受講生として盛り上げていく。つまりミュニティーの中で【役割】を持つことで【コミュニティー事】を【自分事】に変えられることを学びました。

振り返ってみると、講義前に感じていた問い(自分たちの得意とする部分を持ち寄ってプロジェクト単位で仕事をしていく時代なのでは?)を小さなコミュニティーの中で実践していたのだと気付きました。これからは、そんなプロジェクトをどう大きい波にしていくかが課題かもしれません。そんな自分の今後の働き方の【核】になる講義でした。

【受講生:岩井謙介さんより】


『働く価値と働きかたは自由だ』

講義を受講しようとしたのは、今まで”働く”ということが、苦しいながらもやりがいや楽しさを実感できてきたことが、最近、急に苦しく感じ始めていたことがきっかけです。

様々な働くことの価値観を持ったゲストスピーカーや他の受講生の姿を通して、働くことを苦しくしていたのは、こうあるべきという考え方と本心から欲している働き方の価値観のずれであり、また、社会や経済変化の激しい時代においては、働く価値観と働き方は人によって違い、画一的でなくとも良いのだということに気づけたのが貴重な機会でした。
今後の課題は、どの様に実現させるかですね。

【受講生:北村公一さんより】


『ちょっと意識を変えたら全てが繋がっていった』

アメーバワークスタイルの授業を受けてから、ものすごく楽しく毎日を過ごしています。それは、仕事とプライベートの境をなくせたから。ワークライフバランスという言葉に引っ張られて、仕事とプライベートは別物という意識が私を悩ませていたのだと思います。しかも、プライベートというとたいていが家庭生活の話になってしまっており、『家族のある人優先!』という考え方をしていたのも、オーバーワークの原因のひとつでした。

オーバーワークの中で気づけたものや得られたものもあったので、そこに対しての後悔はありません。20代後半に死に物狂いで働いたことで、ほかの人よりずっと、早く会社や事業を見渡せる位置にはいるし、長く働く中で軸とすべきスキル的なものも見えてきています。

でも、このまま会社の中だけで時間を過ごし続けるのは何かが違うと思い出し、外に出始めました。なんだか遊んでいるようで悪い気がしていました。でもそうではありませんでした。何もかもつながっていました。仕事も、学生時代の活動も、今、外にでて勉強していることも、お酒を飲んでいることも。すべてすべて『人が行動するキッカケづくり』という言葉に修練されていきました。

ちょっと意識を変えたら、すべての時間が自分の核に返ってきて、仕事にもつながっていくことに気がつきました。

今回、私の心を一番ゆさぶってくれたのは新小田さんのお話でした。核を持ちながら、さまざまなフィールドを持って活動をしていく姿に、これもありなんだ!とはっとさせれました。会社の中ではこのようなスタイルの人はいないので、こうしたスタイルで働いていくことも、今後、私のひとつの強みになっていくことと思ってます。たとえ会社を離れても、核さえあれば大丈夫な自信も持てました。

また、だいぞうさんがいっていた『探し続ける人たち』という言葉も印象的でした。悩んだり迷ったりすることは何かマイナスのように思いますが、その答えを探すことに挑み続けることができれば、むしろすばらしいことなのだと思いました。心のうちも隠さず、堂々と自分の迷いも覚悟も話せる人たちと出会えたのもとてもプラスでした。

この授業を受けてから本当にのびのびしているらしく、周りからの評価もだいぶ変わったように思います。心から感謝です!

【受講生:岡部有美子さんより】



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