講義レポート

データサイエンスを学習していなかった自分に危機感を感じた

「データサイエンスPython道場(基礎編)」受講生の声

1日集中講義の「データサイエンスPython道場(基礎編)」の卒業生、胡桃澤知秀さんに講義の様子をインタビューしました。胡桃澤さんは、長野県飯田市から参加をして下さいました。1日完結ということもあり、遠方の方も参加しやすいようです。

Q1:「データサイエンスPython道場」を受講したきっかけを教えて下さい

私が本講義に興味をもったきっかけは”Python”、”AI”というキーワードと、「数学嫌いでもわかりやすい」という甘美な言葉に惹かれた為でした。現在の会社ではマーケティングや業務のIT化を行っているのですが、マーケティングにおいては今の知識だけでデータに基づいた判断をすることに限界を感じており、またIT化においては世間がAI活用に盛り上がっている中で、勝手に敷居の高さを感じて踏み込みことができずにいました。なので、データサイエンスの世界への一歩目になればと、受講を決めました。

Q2:講義中で目からウロコだったことはありますか?
名言や、同じ受講生の視点が面白かったことなど

受講前はそもそも「AIって、人間の代わりにロボットが働いてくれるやつでしょ?」くらいの理解度でAIを捉えていました。しかし、講義を通してAIとは5種類程のソフトウェア技術の総称であり、数値予測・教育・チャット等それぞれ種類によって用途が異なるものなのだと知りました。また、適度な量のデータを用意してあげる必要性や分析精度を上げるための分析手法の選択等、AIを機能させるまでに多くの人間やコストが介在し、動かすものであると理解できました。特に、講義中にいくつかのAIを使って会話をしたり、文章の誤字チェック等をさせてみましたが、夢に描いた様な反応はなく、まだまだ発展途上であることが分かりました。「現段階のAIがどこまでできて、どこまでができないのか」を体感できたのがとても貴重な経験でした。

Q3:講義の中で難しかったことはありますか?
また、受講をしてさらに興味が増したことがあれば教えて下さい。

「文系、初心者歓迎!」と言うだけあって、統計学やPythonの実装について非常に理解しやすく教えて頂きましたが、講義中に感じた「なぜこうなるのか」を本質的に理解する為には統計学をより深く学ぶ必要があると感じました。なので講義後に即、統計学の入門書を購入しました。また、AnacondaでのPython実装も想像した以上に難しくはありませんでしたが、多種存在するAPIを使いこなせるようになって初めて「Pythonできます!」と言えるそうなので、講義で扱った以外のAPIも紹介して頂いたオープンデータで遊びながら習得していこうと思っています。

Q4:他の受講生と学び合うことによって、何か発見はありましたか?
あれば気づいたことを教えて下さい

様々な企業の中期経営計画を見ていると、ここ1、2年の間で盛んに”AI活用”の文字が躍るようになったなと感じていました。実際、今回の受講生の方々も業種や部署は様々でしたが、業務の中でのAI活用やデータ解析に関心を持っていらっしゃいました。私は前職で機械メーカーの情報システム部門に所属していましたが、情報システム部門以外の方々がここまでITに関心を持つようになっていることに驚きました。それぐらい、データサイエンスが世間一般に注目され、これまでに無い速さで浸透していくんだろうなと感じ、これまで学習していなかった自分に危機感を覚えました。

Q5:最終回でどんなことを発表しましたか?今後はどのような事に活用していきたいですか?

今、私の働いている会社では業務のIT化を進めていますが、まだまだ紙媒体での仕事を
しているので、解析する為のデータが十分に溜まり切っていません。講義の中で教授の中川さんが、「データ解析をする時には、解析するデータを揃えることに多くの時間を割く」とおっしゃっていましたが、データ解析を意識したシステム作りをして、マーケティングや経営企画に役立つアプリケーションを構築していこうと企んでいます。まずは徹底的にPythonで遊ぶぞ!



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