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講義レポート

幸せは自分で生み出せる。カフェの仕事とEQの話

小さなカフェをつくる キュレーターコラム  藤田 操

写真は自分1人用に盛り付けたカオマンガイ(海南鶏飯)。鶏肉が映えるお皿、立体感を生み出すパクチー、お皿と同系色にまとめたお盆とテーブルクロス。カフェの盛り付けを参考にしました。

写真は自分1人用に盛り付けたカオマンガイ(海南鶏飯)。鶏肉が映えるお皿、立体感を生み出すパクチー、お皿と同系色にまとめたお盆とテーブルクロス。カフェの盛り付けを参考にしました。

 

コロナによって大変革が起きた2020年。リモートワークが進み、一日中座りっぱなしで家から一歩も出ないというケースが激増。人々の運動不足が叫ばれ、問題意識を抱えている方も多いのではないでしょうか。

私自身、カフェでリモートワークをする機会が増えました。ガチガチになった首を回しながら店内を見てみると、なにやらスタッフの人達がイキイキと楽しそうにしているのが目に入ります。

カフェで働く彼らは、当たり前ですが座っていません。キビキビと歩き回り、上半身をよく動かし、目が合えばためらうことなく笑顔を見せます。

なんの変哲もないカフェの光景ですが、このように働く姿を 精神医学的に分析してみると、心身にとても良い影響を与えているのだいうことに気がつきました。

みなさんは「抗重力筋」というものをご存知でしょうか。

これは、笑顔になるために使う筋肉のひとつ。また、立っている時に使う背筋も含まれます。この「抗重力筋」、使えば使うほどネガティブな思考が消えていくそうです。さらに、幸せな気持ちが高まるという最高のメリットがあります。このことは多くの臨床実験を経て、科学的に証明されています。

よく「口角をあげると良いことがある」と言われますが、ちゃんとした理由があったんですね。

反対に座り続けていると、この抗重力筋は衰えていきます。その結果、体のふしぶしに不調が現れ、思考が否定的になっていくそうです。なんだか思い当たるものがありませんか。

いつの時代も、カフェで働いてみたいという人はたくさんいます。志望動機のトップは「楽しそうだから」だそうです。一見単純な動機ですが、実は、根源的で前向きな欲求なのだと気づかされます。

最近では、自宅で月イチカフェなどを経営する人が増えています。このエクスペリエンスは、まさに、自分で自分を幸せにできる強力なメソッドと言っても良いかもしれません。

人間の知性や感情をコントロールする方法のひとつに「EQ」という技術がありますが、この「自宅をカフェ(のように)にする」ことそのものが、EQで言うところの「自己管理能力」を磨いていく行為だと言えるのです。

自宅でカフェを開くに当たっては、材料を買いに歩き回ったり、キッチンに立って料理をしたり、笑顔で客人を迎えるといった一連の流れがありますが、その全ては、幸せを発動させるための筋肉を駆使していることになっているのです。

人によっては自宅でカフェを開くのはハードルが高いかもしれません。そんな時は、いつもの食事をカフェっぽくしてみたらどうでしょうか。この「抗重力筋」の効果を知っていれば、家事は面倒なことではなく、クリエイティブな行為なのだと見直すことができるでしょう。

洋服のおしゃれに気を配るように、食事への向き合い方を変えるのです。お皿をじっくり選んだり、配色を考えたり、立体感が出るように盛り付けたりしながら。

さあ、キッチンに立ちましょう!自動的に背中の筋肉を使うことになり、幸せが発動していきます。そしてそれは、心の中にあるEQが目覚める瞬間であり、自分で自分を幸せにするための哲学なのかもしれません。

 

TEXT : キュレーター 藤田 操

担当講義:小さなカフェをつくる



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