講義レポート

皆さんは「手相学を学ぶ」と聞いて、どんな風景をイメージされますでしょうか。
スピリチュアルなことに強い興味を持った人たちの集まりや、占い好きの女性の集まりをイメージするかもしれません。

私たちは、これまで、7期にわたって実施してきた「未来をマネジメントする手相学」に加え、2018年6月より新講義「人間関係を育てる手相学」をスタートさせました。そこでの講義風景は、おそらく、多くの人がイメージする手相占いとは違うものであるかと思います。受講生は男性も女性も多くいらっしゃり、また、年齢も20代前半から、定年後の方まで様々です。受講した方々の感想は、講義レポートをご覧になっていただければと思います。

さて、ここでは主に、「未来をマネジメントする手相学」と「人間関係を育てる手相学」の二つの講義の違いを簡単に解説いたします。

大きな分類としては、「自分自身の現在・過去を、手相を通して客観的に見つめ、未来の自分の在り方、自分が望んでいる未来の姿を深く掘り下げて探求する」ことを目的とした講義が「未来をマネジメントする手相学」。

そして、「手相というツールを使って、自分・他者の持っている力、そしてその力の表現方法を客観的に分類し、より前向きで、幸せな他者とのかかわり方を探求していく」ことを目的とした講義が「人間関係を育てる手相学」です。

「未来をマネジメントする手相学」では、まずは自分の現在の姿を手のひらの基本三大線をもとに掴み、最終回ではこれまでの手相リーディングを踏まえて、具体的でも、抽象的でもいいので、自分のペースで願いを言葉で表現しながら、自らの運命線を読み解いていきます。

講義を通して、「望む未来、方向性がはっきりしてスッキリ!」という方も、逆に今まで意識していなかった自分の性質や願いをはじめて発見したことで、また新たな考えが浮かぶ方もいらっしゃいます。どなたも、受講生同士、教授、キュレーターと一緒に、手相を通して、自分の言葉で話し合うことができるので、たとえ5回の講義では具体的な理想の未来像まで落とし込めなかったとしても、講義で得られる、手相を通して未来や夢がブラッシュアップされていく感覚は、今後自分が立ち止まった時に、活きてくるものとなると思います。

「人間関係を育てる手相学」では、手相と聞いて真っ先に思いうかぶ手のひらのシワの他、どの人にも存在する手のひらのふくらみ、手のひらや指の形のタイプなど、手全体を、時にはダイナミックに、時には詳細に見つめるリーディング法を学ぶので、初めて手相に触れる方はもちろん、手のひらのシワについて、少し知識のある方も、新しい発見があり、楽しめる講義となっています。
そしてそれぞれの知識を組み合わせ、関わる人たちの手相を見ることで、自分とはどんな共通点があるか。どんな違いがあるか。どんな関わり方をすれば、相手の力を発揮させることができるか。など、単純に「仲良くする」以上の人間関係を探求していきます。

どちらの講義にも言えることとしては、いずれの講義も、「夢」「幸せ」「自分」など、これまで漠然と自分の中で「より良くしていきたいな」と願うことを、これまでの自分と違うアプローチで見つめることで、最終的に自分の考えに、もう一歩踏み込んでいく手段を学ぶことができます。また、講義中は、ゆきまるさんの力をお借りしながら、みんなでたくさんの手相をどんどん見ていくので、講義を通して、手相リーディングの力も、もちろんついていくかと思いますよ!

皆様の受講を心よりお待ちしております。

未来をマネジメントする手相学」「人間関係を育てる手相学」キュレーター 大塚史織



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