こんにちは。「伝わる文章学」キュレーターの岡島悦代です。第1期卒業生の田中直子さんより第1回の講義のレポートが届いたので、さっそくご紹介します!
▲毎回プロの編集者の視点で赤字添削が行われる「伝わる文章学」。
「伝わる文章学」が始まります。
自由大学の告知を見て、私は即座に申し込んだ。
なぜなら、「文章力を磨きたい」とずっと思っていたから。
自分の内面を表現する方法は沢山ある。
「話す」「書く」はもちろんのこと
「歌う」「描く」「踊る」なんていうのも
自らの思いを相手に伝える手段だ。
その中でも「書く」という手段が、私は好きだ。
幼いころおとなしかった私は、自分の思いを言葉で伝えるのは苦手だった。
本が好きで沢山読んでいくうちに、「ことば」の貯金が出来てきた。
すると「文章を書くこと」が少しずつ上手くなってきた。
それでも、自分が書く文章に
「うーん、なんか違う。上手く伝えられない。」
と思うこともあり
「どうしたら、自分の思いが伝わる文章が書けるのだろう?」と悩んでいた。
この「伝わる文章学」を受講することで
自分の思いをもっと上手く伝えられるようになりたいと思ったのだ。
第1回目の講義が始まった。
年齢・性別・職種はそれぞれ異なるが
「文章を書くのが上手くなりたい」という気持ちは同じメンバーが集まった。
まずは自己紹介となるのだが
ここで鈴木収春教授から早速アドバイスが。
◎「課題」「解決」「未来」がコツ。
まずはこの3つのキーワードで内容を考えて、自己紹介してみることに。
どんな「課題」があって講義に申し込んだのか。
「課題」が「解決」したら
「未来」はどんなふうになりたいのか。
するとあら不思議。
簡潔だが、しっかりと内容の伝わる自己紹介となったのだ。
その後、
Q:コミュニケーションをとる上での立場の上下は?
などなど、伝わる文章の核心に話は移っていく。
伝わらないとコミュニケーションは意味がないので、
伝える(教える)側のほうが、
聞く(教えてもらう)側より実は立場が弱い。
だから、伝わる文章を書きたいなら、
相手のことをよく知り
しっかりとした準備をする必要があるのだ。
鈴木教授のゆったりとした優しい雰囲気の授業は
丁寧でとてもわかりやすい。
生徒を一人ひとり、しっかりと見て下さっていることも
伝わってくる。
この授業では毎回宿題が出る。
第1回の宿題は
「朝日新聞の「ひと」欄担当の記者になったつもりで
自分の憧れのひとにオファーを出す文章を考える」
というもの。
提出した宿題は、鈴木教授によって細かく赤ペン添削される。
ここから、「伝わる文章学」メンバーは
毎週日曜日の深夜、宿題の〆切に悩まされることになるのだ。
ちなみに、このレポートは第5回目の宿題である。