講義情報

伝わる文章学

伝わる文章学

文章を書くのが楽しくなる入門講座

創り伝える学部-circle創り伝える学部
伝わる文章学

講義について

普通の学校では教えてくれない文章の書き方

学生時代に論文や感想文、レポートの書き方は学んだとしても、社会に出ると全く異なる文章力が求められます。デジタル時代の到来以降、パソコンで文章を書く機会が増えた一方で、文章を書くことに苦手意識のある人が増えています。メールを書こうとして固まってしまい、気づいたら30分経っていた……なんて経験はありませんか?

これは仕方のないことで、私たちは伝える技術を持った文章の書き方を教わる機会がないからです。学生時代、作文の授業で起承転結などは習ったかもしれません。でも、仕事のメールでそれを実践していたら、「前置きはいいから結論を早く書け!」と怒られるだけでしょう。

仕事もプライベートも文章で豊かに

「何かを相手に伝える」のは、誰にでもできることです。でも、これが「何かが相手に伝わる」になると、途端に難しくなってしまいます。伝わる文章力とは、プレゼン力でありコミュニケーション力。伝わる文章を書ける力を身につけることは、ビジネスはもちろん、プライベートでも大きなアドバンテージとなるのです。

<伝わる文章力を身につけて得られるアドバンテージ>
●正しく自分の意図が伝えられる。
●わかりづらい文章で相手にストレスを与えることがなくなる。
●コミュニケーションがスムーズになる。
●日常的に文章を書く時間が短縮される(メール、プレゼン資料、ブログ等)。

伝わる文章力を身につけてしまえば、コミュニケーションが容易になるのはもちろん、自分の時間を増やすこともできるのです。日常的に文章を書く機会は誰にでもあるので、一度身につけた文章力は落ちることもありません。

文章上達の極意は「添削」にあり

文章の書き方を身につけたいというニーズは増え続けており、「文章の基礎を学べる」とうたった書籍が何冊も10万部を超えるベストセラーになっています。ただ、これらの書籍にはどうしても限界があります。文章が上達する一番の方法である「添削」を受けることができないからです。

大学時代にまったくの素人からプロのライターになった担当教授は、プロのライターが独自性のある文章力を短期間で身につけられる理由を、編集者の添削にあると言い切ります。ライターが独自に考えた文章を、編集者が第三者の視点で添削する。この作業が繰り返されるうちに、客観的にわかりやすく、なおかつ独自性も残った文章を書く力を、ライターは身につけていくのだそうです。

本講義では、講義+グループワークに加えて、ベストセラー編集者でもある担当教授による4回の個別添削もセットにしました。すばやくわかりやすい文章を書くノウハウに加え、思わずうなってしまう名文やプロのライターの文章作成術も紹介しますので、知的好奇心も刺激されるはず。一度身につけた文章力は一生モノ。この機会に文章コンプレックスを解消しませんか?

(第31期募集開始日:2017年9月18日)

こんな方が対象です

・とにかく文章を書くのが苦手な方

・本や活字が好きな方

・文章を書く時間を短くしたい方

・告知文やコピーライティングで苦労されている方

・プロのライターを目指している方

・プレゼンが苦手な方

卒業者の声

・facebook記事の投稿時に役立っています。また文章を読む視点がすこしかわりました。 文章を著者寄りの視点でよむことによって、身近な書籍やweb記事などからヒントをもらいやすくなったと思います。

 

・仕事で提案をすることがあるのですが、提案のコンセプトを考える際にキャッチコピーの回で学んだ原則などを意識しながら考えてみています。

 

・文章をなるべく短くする、修飾語は近くに置く、などは 仕事の文章ですぐに活かしています。 一番役に立っているのは「受講したんだから」という自信がついたことです。 今までは「こんな書き方でいいのだろうか?」と自信がなかったのですが、 添削してもらったことで、「自分にも書ける」と思えるようになりました。


講義計画

第1回

「伝える」から「伝わる」へ

相手に伝わる親切な文章は、情報を伝えたい相手が何を求めているかを知ることが大切です。初回は、相手の時間も自分の時間も浪費しないコミュニケーションを可能にする準備力のノウハウを紹介していきます。加えて、多くの人が悩んでいるメール時間の短縮ワークも実施。極端な例を挙げると、出版業界ではLINEのスタンプだけで原稿の催促をする人も出てきています。「伝わる」ことは、文章の長さとは関係ないのです。

第2回

文章は短くはっきり具体的に

わかりづらい文章で陥りがちな点は、一文がだらだらと長いこと。一文が長くなればなるほど、相手の理解は低下し、文章力も求められます。また、同じくらい陥りがちな点が、抽象的な文章になってしまうこと。この2点に対するノウハウを学び、「伝わる」文章を書く土台を構築します。

第3回

「集めて捨てる」ライターの文章作成術

プロのライターは、ひとつの記事を書くために、数多くの本を読んで情報を収集します。誰かにインタビューするときは、大宅壮一文庫で過去の雑誌掲載インタビューに目を通すなど、情報の収集に余念がありません。もちろん、大半は使われない情報ですが、その無駄も含めた情報量が記事の質を決めていると言ってもいいでしょう。第3回は、プレゼンやブログに生かせる、説得力のある文章を書くための情報収集テクニックを紹介します。

第4回

キャッチコピーの作法

サービスを5秒で伝えるなどのビジネス分野はもちろんですが、ブログのタイトルなども含めると、コピーを書く機会は意外と多いものです。数字を使う、疑問を持たせる、メリットを入れる……その他、コピーライティングの作法をワークも交えながら紹介。短くまとめる力は、ツイッターなど文字数制限がある場でも生かせます。

第5回

「伝わる」文章へのアプローチ

最終回は、これまでの学びを振り返りながら、受講生同士で「伝わる」文章について考えてもらいます。文章のスタイルに正解はないので、「伝わる」文章へのさまざまなアプローチ法を発見してもらえたらと思います。また、現代で名文と言われる文章もいくつか紹介します。

三麗世奈

キュレーター

三麗世奈

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スケジュール

講義名
伝わる文章学
日程

第1回:11月13日(月)19:30-21:00

第2回:11月20日(月)19:30-21:00

第3回:11月27日(月)19:30-21:00

第4回:12月 4日(月)19:30-21:00

第5回:12月11日(月)19:30-21:00

定員
16名 ※定員になり次第締切
申込締切日
11月6日(月)
授業料
28,000円(税込)
キャンパス

表参道 COMMUNE 2ndキャンパス

 

持ち物、その他注意事項
毎回課題提出と添削あり
補講について
欠席した場合、来期の講義開催時に同じ回を受講することが可能です。 ただし、初回講義案内時にお知らせするメーリングリストにて、欠席のご連絡を予めいただいていた方に限り、1回のみ振替を受付ます。

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