講義レポート

伝わるということ、伝えるということ

「伝わる文章学」第5回講義レポート

こんにちは。「伝わる文章学」キュレーターの岡島悦代です。第1期卒業生の堀正斉さんより第5回の講義のレポートが届いたので、さっそくご紹介します! 

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▲第4回目にブルボン小林さんにゲストにお越し頂きました。受講生はグループワーク中

 僕はライターでもなければ、脚本家でもない。普段の仕事では、文章を書くことは逆に少ないとも言える。ただ一方で、twitterやfacebook、ブログなどを使いながら、自分の考えていることや、仕事以外の活動を様々な人に伝えたいという思いもあった。

 毎回課題を添削します! という文句にもつられ、フラフラとこの講義の門をたたいた。

 講義内容は、文章を書くときにどういった点に気をつければ良いか、というテクニック的な話から、毎回来てくださるゲスト講師の仕事の裏話まで盛りだくさん。

 そして毎回出される課題に取り組み、それが真っ赤になって返ってくる。でもその通りに文章を直してみると、確かに読みやすくなっている。

 僕自身が今回の授業で1番印象に残っているのは、何かについて書くときの情報収集の方法だ。

・見る

・聞く

・読む

・やってみる

 ネットに情報が氾濫する現在、検索をかければ無料ですぐに必要な情報にアクセスできる。しかし、調べたテーマを記事や原稿にするとなると、集めた情報の量や質が重要になってくる。

 wikipediaだけを読んで書かれた記事と、複数の識者に取材して書かれた記事では、情報の価値が大きく違う。ネットで検索する以外の、関連する番組を見たり、実際に人に会いに行ったり、本を読んだり、サービスを使ってみたりといった「体験」がとても大切なのだと僕は感じた。

 すぐにすごい文章が書けるようになる! というのは言い過ぎかもしれないけれど、間違いなくそのヒントが、毎回の授業、毎回の懇親会の中にバラバラと落ちている。そしてそれらを拾い集めて、自分の糧にしてゆく。そんな作業が毎回楽しくて、あっという間の5週間だった。

 学んだことを行動にうつし、「文章を書くのに卒業はない」という鈴木教授の教えのもと、その終わりのない世界に一歩、足を踏み入れていくつもりだ。



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