
「ナラティブエッセイ学 第3期」の講義が無事に終了しました。
今期も、バックグラウンドや参加した動機が異なる多様な受講生が集まり、自身の「物語(ナラティブ)」と深く向き合う濃密な時間を過ごしました。
最終課題や講義を終えた直後に寄せられた、受講生の皆さんのリアルな「声」をそのままお届けします。
📄 受講生の声
普段は東京にいないので、オンラインの機会があり参加しました!普段接しない人の深いところを垣間見ることができ、また自分を客観視するきっかけにもなり、楽しい時間でした。もっと課題に時間が取れるとよかったなあ、と思いつつ、今後また書くことを続けていきたいと思わされる時間でした。
読書は好きですが、エッセイを書くことはほとんどありませんでした。書くことを通じて考えたり、感じたことを言葉にしたいという想いがありながらも、何から始めればよいのかわからずこの講義を受講しました。
講義では、文章の書き方といった表面的な技術ではなく、「エッセイとは何か」「自分は何を書きたいのか」といった本質を学ぶことができました。特に、課題として提出したエッセイに対する教授のコメントから、自分一人では気づけなかった視点、ChatGPTに相談しても得られない新たな発見がありました。
また、他の受講生のエッセイを読む機会も非常に興味深かったです。それぞれの人生や経験が詰まった文章には不思議な魅力があり、エッセイの面白さを改めて実感しました。講義がクローズドな場で行われるからこそ、率直に綴られた文章に触れられたのだと思います。
この講義を通じて、「エッセイを書くことで、新しい自分に出会う」ヒントを得られたと感じています。書くことに興味はあるものの、一歩を踏み出せずにいる方にぜひおすすめしたい講義です。ありがとうございました!
3月から「自分の本をつくる方法 75期」の講義を受けていました。
私が出版を目指しているのは介護・闘病体験をベースにしたエッセイなので、もう少し継続して学びたいと思っていたところ、ちょうど終わって間もないタイミングでナラティブエッセイ学講義が開講されると知り、受講を決めました。両方を受けてみて、改めて自分はエッセイを書くのが好きなんだと再認識しています。
書いていて一番楽しくて、エネルギーの充電と放電が同時にできている感覚を得られます。
課題を通して、推敲を重ねることで深める過程が、とても良い経験になったと思います。
私はあれもあれも書こうとしてしまうクセがあるので、削る練習が特に必要だと感じています。また、良いエッセイはリスクを引き受けた「贈与」というお話がとても印象的でした。
私自身が、かねてより「言葉のご馳走で次世代へのギフトを遺す」を信念に掲げて活動してきたので、エッセイを書くことがまさに言葉のご馳走、ギフトになるんだと思えて嬉しかったです。
これからも、日々の心の揺れや気づきをきっかけに、自分にしか書けないものを書き残していければと思っています。
📌 受講生の言葉を振り返って
皆さんの言葉を読んでいると、この講義がただの「上手な文章の書き方教室」ではなく、もっと深いところでそれぞれの人生と響き合う時間になっていたことが伝わってきます。
受講生の皆さんがここで見つけたものは、テクニックではなく、次のような温かい心の変化でした。
1. 他者の人生に触れ、自分をそっと見つめ直す
普段の生活では交わらないような誰かの深い人生や経験に触れる。それは、新鮮な驚きであると同時に、「ひるがえって、自分はどうだろう?」と、自らを愛おしく客観的に見つめ直す静かな時間になっていました。
2. AIや独学では届かない、心の奥の「書きたいこと」に気づく
「何をどう書くか」という表面的なノウハウではなく、「自分は本当は何を書きたいのか」という本質にみんなで迷いながら迫っていきます。ChatGPTに尋ねても返ってこないような、人間味のある言葉のキャッチボールや新しい視点との出会いが、一人ひとりの深い気づきを呼び起こしています。
3. 「ここだから書けた」という、優しくて頼もしい場
講義がクローズドな、お互いを信頼できる場だからこそ、普段のSNSにはとても書けないような、ちょっとしたリスクを引き受けた「本音の言葉」を紡ぎ出すことができます。飾らない生の文章だからこそ、読む人の胸を打つ不思議な魅力が生まれていました。
4. 言葉を削り、誰かへの「ギフト」に変えていく
あれもこれもと溢れる想いの中から、推敲を重ねて言葉を「削る」プロセス。それはエネルギーを使うけれど、同時に心が満たされていく不思議な体験です。「良いエッセイは、リスクを引き受けた贈与(ギフト)である」という言葉の通り、自分の心の揺れを言葉のご馳走に変えて、次世代や誰かへ手渡していく――そんな創作の原動力を、皆さんが掴み取ってくれたように感じます。
「書くことに興味はあるけれど、あと一歩が出ない」という方。
そして、「自分のこれまでの経験を言葉にして、大切な誰かへのギフトとして届けたい」と願う方。
ぜひ、この場所で一緒に新しい自分に出会ってみませんか?
次期の開講も、どうぞお楽しみに!
