「インドに学ぶスパイス学」では、初日の3コマの講義で、7種類のスパイス(クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエンペッパー、シナモン、クローブ、カルダモン)についてそれぞれの味、香り、効果効能、使い方のコツなどを学びます。
「その学びを活かして、スパイスを使ったお料理を作ること」が次回までの宿題になります。教授のバラッツさんも、キュレーターの私も、みなさんが何をつくるのか、毎回とても楽しみにしています。では、第2期の15人のみなさんはどんなスパイス料理を作ってくださったのでしょうか?
まずカレーです。オリジナルのカレーがいろいろ登場しました。
授業で作ったものを、復習して下さったチキンカレーもアップされました。
様々なお惣菜も、スパイスで味わい豊かになっています。
こんにゃくもスパイス風味で。
スイーツやドリンクにもスパイス。
これらのメニュー、家族やお友達にご馳走して、驚かれたという声も多数です。
なんとなくハードルが高そうなスパイスですが、この講義ではみなさんにオリジナルレシピを作って楽しめるように、講義内容を工夫しています。
家にある食材を組み合わせたり、お気に入りレシピにスパイスを加えてみたりと、応用力を身につけ、習ったらすぐに実践できるといいなと思っています。実際にこのように成果が見られると、教授も私もとても嬉しいのです。期ごとのカラーや季節感も感じられ、期の異なる受講生同士のコミュニケーションにもつながり、本当に楽しい宿題です。
スパイスを使うのが全く初めての方でも、基本のスパイス7種類は使いこなせるようになりますし、以前からスパイス料理が得意だった方からは「もっと美味しく作れるようになった」「オリジナルレシピのアイデアが出てくるようになった」などという感想をお聞きしています。いつものメニューも、スパイスを一振り加えるだけで、作るのも、食べるのも、さらに楽しくなりますよ。
(text:「インドに学ぶスパイス学」キュレーター/勝川由美子)