講義レポート

インドに、スパイスを、インド料理を、インド文化を、世界史を学んだ(後編)

「インドに学ぶスパイス学(初級)」講義レポート

こんにちは。「インドに学ぶスパイス学」キュレーターの勝川です。
第1期の様子のレポート2回目です。3日目の調理実習をレポートいたします。

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3日目は実践編として、ジャガイモ、キャベツ、オクラ&トマトの3種類のサブジ(炒め物)、チキンとフィッシュの2種類のカレーに、チャパティ(平焼きパン)と、たくさんのメニューを2班にわかれて作りました。サブジは数分であっという間に出来てしまい、カレー作りでは、パウダースパイスは多めに入れた方がおいしくできるとの指導のもと、ドキドキしながらドバッとスパイスを投入。手順は簡単なのに本格的な味に仕上がり「おいしい!」「うまー!」と歓声があがりました。

「カレーってこんなに簡単に作れるんだ」と驚きの声も多数。チャパティーは、アターという細かく挽いたインドの全粒粉をこねて生地を作り、専用の道具を使って成型します。焼くときに直火に落とす工程も面白く、とても盛り上がりました。

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講座の期間中からその後も、受講生のFacebookページには、カレー、サラダ、焼きリンゴ、クッキー、スパイス入りビールと、個性豊かなメニューが並び、見ているだけでも楽しくなります。

ご家族にチャイが大好評、という方も多かったです。スパイスについていろいろな角度から調べてみたり、新しい料理に挑戦したり、気になっていたレストランに行ってみたり、海外のスパイスショップを訪ねてみたり、受講生それぞれのやりかたでスパイスを生活に取り入れ、暮らしが豊かになったようです。この講義の魅力は、スパイスの知識や調理方法が身に着くのはもちろんの事、インドの生活や文化、など幅広い知識を体験しながら学び、好奇心の新しいスイッチが入ることだったのかな、と思います。

約2週間という短期間の講義でしたが、みなさんの生活の中にスパイスが溶け込んで、人生がよりスパイシーになってきたことを感じ、とても嬉しいです。

インドに、スパイスを、インド料理を、インド文化を、世界史を学んだ(前編)】はこちらです。



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