講義レポート

お店をはじめるための小さな実験

「お店をはじめるラボ」卒業生の活動報告

これまでに3期まで終了した「お店をはじめるラボ」。まだ実際の店舗を構えた卒業生はいませんが、みんなでお互いを応援しながら、自分らしいお店をつくるための実験を続けています。

例えば、昨年12月に開催された自由大学祭では、みんな持ち寄りで模擬店を出店しました。こういうチャレンジは、準備から何からいきなり全てを1人でやりきるのは大変ですからね。
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また、新年会と称して「お店をはじめるラボ」を通じて考えたコンセプトで実際にイベントをやってみたり。
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2期の最終プレゼンで1位をとった方は、実際に店舗物件の申込までしましたが、オーナーから飲食店営業の許可がおりず、残念ながら、卒業生初の開店はおあずけに。2月にはゲストスピーカーであったONIBUS COFFEEの坂尾さんにコーヒーセミナーを開いてもらい、卒業生みんなでコーヒーについて学ぶそうです。なかにはFarmer’s Market@UNUの販売ボランティアとして参加しながら、「どのように始めたのか?」「どんな準備が必要なのか?」と、お菓子屋さんをやってる先輩たちと一緒に自主講義を始めた方もいます。

こんな風に、小さいながらも実験を繰り返しながら、学び続けている「お店を始めるラボ」の卒業生たち。お店をはじめることもひとつのステップであって最終到達点ではないはずです。この講義では、自ら学び続けるエンジンと頼もしい先輩、そして何より共に学べる仲間が得られます。実は、それが一番大切なものじゃないでしょうか?

(text:「お店をはじめるラボ」キュレーター/男子野菜部 田中佑資)



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