講義レポート

お店をはじめるには、まず何をする?

「お店をはじめるラボ」講義レポート

自分のお店を小さく始めていきたい人のための新講義「お店をはじめるラボ」。第1期が表参道の246Commonで開催されました。まずは初回の様子をキュレーターの和泉里佳がレポートします。

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お店をはじめるラボの第1期は、お菓子づくりが得意な人や、野菜が大好きな人、会社員をしながら将来は自分のお店を持ってみたいという人など、年代も立場もいろいろな人が14名でスタートしました。

初回は教授の井本喜久さんの情熱溢れるトークからスタート。246Commonで「Brooklyn Ribbon Fries」というフライドポテトとジンジャーエールの専門店を経営している井本さん。お店をはじめるということの意味や、コンセプトづくり、失敗した経験や、今のお店を始めるまでの経緯などをお話くださいました。

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井本さんの本業は、ブランディングやマーケティング。その根本は人と人が一対一で対話し、気持ちが通じること。だからお店をやるときも、単純にお店をやるという気持ちではなく、ストーリーを大切にしながら一つのブランドをつくる、という気持ちでやっているそうです。あれもこれもやりたい!となりがちなところをぐっと押さえて、自分がつくりたい世界観やブランドに沿って、不要なものを徹底的にそぎ落としていく。そしたら、フライドポテトとジンジャーエールという2つに行き着いたとのこと。シンプルにすることで輝きが増すのですね。

で、お店を始めるためにはどうしたらいいのでしょう? まずは何事も計画! お店を始めるためには、カネとヒトとモノと場所は必要ということで、これらを集めるための事業計画書のお話へ。事業計画書とは、自分の夢を人に伝えるための方法、関わる人達がお店に対する共通認識なのです。言葉にすることで考えが整理できるし、人に伝えられるようになるので、まずは明文化してみることが大切。やりたいことを明文化しておけば、周囲の雑音や自分自身の迷いにもブレることなく、仲間やお客さんともコミュニケーションしていけるのだとか。

最初はちょっと緊張気味?な雰囲気でしたが、これから約2ヶ月で、みんながどうなっていくのか楽しみです。お店をはじめるラボの講義の様子は、キュレーターの田中佑資くんが男子野菜部のTwitterでも中継してくれています。【#お店をはじめるラボ】をチェックしてみてくださいね。



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