講義レポート

夏の鰻で、キュレーション力を磨く

「キュレーション学(初級)」課外講義レポート

6月に第1期を開催し、7月にももう2期を開催中のキュレーション学(初級)から課外講義のレポートが届きました。夏と言えば、鰻!ということで1期生の佐々木一成さんのレポートです。

キュレーション学(初級)の課外授業、銀座の粋な食事会として、1期・2期合同で「竹葉亭」に鰻を食しにいきました。

竹葉亭は江戸末期に創業した老舗の鰻屋。
上質の鰻を白焼きにして蒸し上げ、秘伝のたれをつけて焼く江戸前の蒲焼。

ランチも2000円と銀座の老舗としては、手の届く値段。非常においしく頂きました。ここまでだったら普通の食事会ですが、さすが自由大学。粋な構成になってました。
黒崎さんと山本豊津さんに「銀座の粋と京の雅」のお話を聞きながら鰻を食べると、美味しさが増すという以上に、格別感が増しました。
江戸の町人衆が築いた銀座の歴史の話を聞けば、江戸の商人たちはどんな気持ちでこの鰻を味わっていたんだろうと想いを馳せることができる。
江戸と京都の畳一枚の大きさの違いを聞けば(京都のほうがやや大きい)、座敷の畳や柱、佇まいに歴史やこだわりを感じることができる。
目の前にある鰻を味わうだけでなく、その鰻の価値、自分が座っている座敷の価値を理解しながら味わう。それだけで何倍も美味しく頂くことができる。
なんという贅沢。
これがキュレーションの力なのだなと感じました。
素敵な食事会、ありがとうございました。



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