【3日間集中講義】美意識を持って新しい学びの場の仕掛人になろう
世の中には不思議なことがたくさんあって、それを知りたいと思うのが人。教えてくれる先生がいて、学びたい生徒がいれば、プールサイドでも、公園のベンチでも、どこでも学校になる。
しかしながらこれまでの日本の学校教育では、校舎があって、与えられた問題をいかに早く解くかが重要視され、より多くを暗記し、用意された選択肢の中から効率的に1つの正解を見つけることが得意な人が評価されてきました。 そもそも問題は何なのか?どんな答えが存在しうるのか?そして自分はどうするのか?全て自分の頭で考えることが求められています。
与えられるのをただ待つのではなく、自ら求め、多様な価値観を持って、広く多角的に物事を見て、自分で責任を持って判断するための、新しい学び全体について考えていきます。
キュレーターとはそもそも美術界の言葉で、数あるモノの中から情報を収集・整理することで、独自の価値を生み出す人のことを言いました。自由大学では、みんなが知りたいことを、どう面白く学ぶか?確固たる信念を持って講義という形にまとめ企画する人をキュレーターと呼んでいます。
教授とキュレーターでは役割が大きく異なり、書籍出版に例えるならば、教えるものを持っている教授が著者で、その人の魅力を最大限に引き出し、持っている内容をある視点で面白くまとめて、人の集まる講義というカタチにするキュレーターが編集者とも言えるでしょう。編集者の腕次第で本の売れ行きが左右されるように、キュレーションの仕方ひとつで扱うテーマの奥深さや面白さが全く別のものになると言っても過言ではありません。
溢れる情報の中から時代とニーズに合ったテーマを選んで創り上げるキュレーションのチカラを身につけることで、 みんながワクワクする、世界中でここにしかない学びを創り出すばかりでなく、個性的なイベント企画やモノづくりのアイデアなどにも広く応用できます。
今回の初級では、キュレーションを全体的に捉えていくと同時に、自由大学の講義企画作成をゴールに設定し、キュレーションを体験から学びます。そのために自由大学のノウハウを全て公開し、みなさんにお伝えします。その後のステップとして中級クラスでは、企画をしっかりと練り込みながらキュレーションしていく自主自立で双方向型の学びの状況をつくっています。この講義に参加したメンバーがお互いにサポートしながら、近い将来名物キュレーターとなり多くの講義を実施したり、この世田谷ものづくり学校のキャンパス以外でも自由大学の思想に共感する学びの場が増えて行くでしょう。
一生心に残る名講義を共に創る。知りたいと思う全てのことは学びの種になる。知的好奇心旺盛に学び続けることが人生を豊かにするとすれば、日本中でこのような学びの旋風を起こすことはみんなの人生を豊かにできる。つまり社会にとってもイイコトなのです。
(第19期募集開始日:2015年8月24日)
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