講義レポート

春のお出かけは、綺麗に磨いたお気に入りの靴で

「20年履ける靴に育てる」講義レポート

こんにちは、「20年履ける靴に育てる」キュレーターのみよしです。
春爛漫、気持ちのよい日が続いていますね。女性が多くて華やかだった「20年履ける靴に育てる」第9期も無事に修了しました。男性靴と違って、色々な素材や複雑なデザインがある女性靴。気に入って買っているのに、汚くなったり傷ついていく一方でどうしたらいいかわからないという悩みを持ってる方が多かったように思います。

今期はそんな悩みを解決すべく、いろいろな疑問に答えていく期となりました。(男性は黙々と作業する方が多いのですが、女性は積極的に手をあげて質問される方が多いようです)
授業内では、靴はもちろん、バッグや財布のケア方法も取り入れました。私もそうですが、可愛いからとよく派手な色のバッグや小物を買ってしまいませんか。「こんな色の時はクリームはこれ」「ステッチが入っている時は前処理をしてから」など、本にもインターネットにも載ってなくて困っているポイントを学べるのがこの講義のよいところです。
せっかく学びにきたのだから、基本だけでなく、自分の持っている全てのものに対応できる技術が身につけられたら嬉しいですよね。
初めは「何がわからないかもわからない」「力加減やクリームの量の感覚がつかめない」「布の巻き方が覚えられない」「磨いていると手がすぐ疲れちゃう」など、それぞれに不安はありましたが、回数を重ねるごとにみなさんの自信が手に表われるようになり、本人たちもびっくりするくらい綺麗に磨けるようになりました。
靴磨きに答えはありません。もちろん、こうした方がいいというベターはあります。これからたくさんの靴や革製品と出会って、今回学んだことをベースに自分なりのコツをつかんでいってほしいと思います。気持ちいい春なので、綺麗に磨かれたお気に入りの靴でいろんなところへお出かけしたいですね。

 



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