講義レポート

イキイキした写真を撮れるようになる近道

「写真道場」講義レポート

おいしそう! キレイだな! いい表情してる!

そんな瞬間に出会って、思わず写真を撮ってみること、ありますよね。でも、シャッターを切った後、画像を確認してみるとイマイチ感動が伝わってこない。実物はもっと、ツヤツヤなソースが美味しそうだったり、キレイな花の色だったり、生き生きとした友達の表情だった「ハズ」なのだけれど、どうしてこんなふうに撮れてしまうのだろう?

写真道場では、そんな悩みを解決すべく、広告や雑誌で活躍する経験豊富なプロカメラマン・大平啓吾教授が、伝わる写真の撮りかたのコツをやさしく教えてくれます。

今回は、写真道場キュレーター・森田が第4期第1回講義の様子をレポートします。

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写真を難しく感じるのは、「絞り」「露出」などの専門用語が多く、なかなかその意味を理解しにくいところにあるのかもしれません。写真道場の目指すところは、生徒さんが自分のやり方で「イキイキした写真を撮れるようになること」。講義を通して、「これだけ覚えれば大丈夫!」というカメラの機能を厳選して解説していくので、メカに弱くてついオートモードに頼ってしまうという方でも安心です。初心者の方でも簡単にステップアップできますよ。

講義の第1回は、人物撮影からスタートします。
まずは、絞り、光、アングルの違いによる写真の効果について、実例写真を挙げながら大平教授が解説。熱心にメモを取る生徒さんもいらっしゃいます。

そして、いよいよ実習開始。
「写真はどんどん撮って学ぶのが一番」という大平教授。初回から生徒さん同士でチームを作り、撮影役、モデル役、レフ板持ちを交代しつつ、お互いを撮影します。カメラの設定を光の当たり方がよく分かるモノクロモードにして、光の向きやレフ板のちょっとした角度の違いで、写真の印象がガラリと変わることを体験してもらいました。

講義の最後では、大平教授自らが、生徒さん一人ひとりをポートレート撮影。大平教授のプロの技と声かけで、つぎつぎと生徒さんの表情が引き出されてゆく様子に、周りで見ている生徒さんからも歓声が上がります。

実はこのモデル体験も、大事な学びのひとつ。人物写真で良い表情を撮るには、モデルさんにも楽しくなってもらうことがとても大切なんです。

撮る側と撮られる側。両方の立場を体験することで、人物撮影でのコミュニケーション力も磨かれます。これから生徒さんがどんな表情をカメラにおさめていくのか、大平教授と私もとても楽しみです。



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