“文具好き” のため、当然「手で書くこと」も好き。
しかし手帳に書く簡単な日記や旅先での旅日記は、いつも文字ばかり。
「ここに少しだけ絵でも入れられたらなあ・・・」
そんなことをボンヤリ考えていた時に
『アイデアスケッチ・デイズ 』の開講を知りました。
アートでもなく、本格的なデッサンでもなく、『スケッチ』。
頭の中にあるアイデアや目の前にあるものをサッと絵にして伝える、
というのが目標です。
絵のウマヘタなど関係なく、「正解」というものもなく
重要なのは「伝えたい相手に伝わること」。
必要なのは多少のコツ、と練習の積み重ね。
計5コマの講義。
私も含めてほぼ全員が初心者のため
最初のうちはみんな恥ずかしさもあり、手で隠しながら、迷いながら・・・
といった様子でした。
けれど、基本中の基本である直線や正円の練習に始まり
粘土で立体を作ってからそれをスケッチしてみたり
スケッチを使っての伝言ゲームであったり(もちろんウマヘタは関係なく、伝わればそれが正解 ! )
教室を飛び出してのフィールドワーク・・・などなど。
単に机に向かって黙々と描くのではないユニークな講義。
常に何かしらのグループワークがあり
約20人の仲間と次第に打ち解けていく楽しさは
大人になりごく普通に会社勤めをしている中ではなかなか味わえないものです。
みんなでワイワイ言いながら描いたり見せ合ったりすることで
徐々に描くことにも、人に見てもらうことにも躊躇がなくなり
「いつの間にか描くことが楽しくなってる !! 」という実感。
同じ講義を受けて同じテーマで描いても、1人として同じようにはならず
全講義が終了するころにはそれぞれのスタイルが出来つつあるのも面白いところ。
「絵心がない」という思い込みや、上手い・下手というこだわりを捨て
描くことを楽しめるようになると、
活用できる・活用したい場面が自然と生まれてきます。
例えば、日常や旅先での絵日記だったり。
例えば、育てている植物の観察日記だったり。
例えば、プレゼントに添えるちょっとした手描きのカードだったり。
例えば、料理のレシピメモだったり。
そしてあるいは、
企画書やプレゼン資料など、仕事の中で役立てられる場面もあるかもしれません。
スケッチデイズ・メンバーだけがアクセスできるFacebookページも用意されて
講義が終了してからも新たに描いたものを投稿したり、
それによって期の異なる方と交流することができるのもまた楽しく。
時には仲間を募って少数のスケッチ会を開くことも。
そんな風に、仲間とともに続けていくスケッチ・デイズが、卒業後も待っています!
(Text: 第1期受講 村川麻紀さん)