講義レポート

社内起業を社外の人と考える面白さ

「社内起業学」講義レポート

社内起業学第5期のレポートが届きました。執筆は第2期の卒業生で今回アシスタントを務めた蛭田奈央子さんです。


5期の授業は、社内起業学では初めて、原宿にある粋場キャンパスで行われています。光がふりそそぐ南向きの2階の部屋は、16人という過去最多数の生徒さんでいっぱいです。熱い想いを持った方々が集まり、冬なのに部屋に熱気がたちこめています。講義2日目となる今日は2回目と3回目の2コマが開催されます。授業の最初は、教授の望月さんのお話から。

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望月さんが社内でベンチャーを立ち上げた時の経緯や方法をもとに、具体的な社内起業の方法を学びます。望月さんの実体験をもとにしたお話が聞けるのも、魅力のひとつ。コンセプトの立て方、企画書の書き方から、上司、会社の説得の仕方まで、わかりやすく順を追って話が進みます。

社内起業をする上で大事なのは、自分のやりたいことと、会社の事業をいかに結びつけるかということとそれをうまく伝えられるようになること。熱い思いをもっていても、伝わらなければ意味がありません。この講義では、先生がやみくもに生徒を煽るのではなく、地に足をつけながら、自分の企画をいかに戦略的に進めるか、というノウハウを直接学べると思います。

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そして、後半はみなさんの発表の時間です。今回は具体的な企画書ではなく、自分のやりたいことの大枠をみんなに発表していきます。

詳しくはここで書くことができないのが非常に残念ですが、おもしろい企画がたくさん飛び出してきました。そして、1人の発表に対して、受講生から次々と意見が出て、企画自体がどんどん広がっていきます。この講義で面白いのは、あらゆる業界の人が集まってい るので、思わぬアイデアが飛び出したり、新しいつながりができたり、様々な化学反応が生まれるところ。企画が広がっていくのをみるのはこちらもわくわくします。

今回まだ考えがまとまっていないので、発表しなかったという方も、今回の授業で、他の受講生の発表に刺激を受け、次回は発表しようと思ったと発言していた方が多かったです。初回には具体的な企画がなくても、講義を受けることで、新しいアイデアや企画が浮かんだという人もいます。もちろんそれがなくても、他の方の話を聞くだけでも、新しい発見をすることができたり、視野が広がったりと、とても得るものは多い授業だと改めて思いました。

熱い議論を終え、そして次の講義はいよいよ最終回。アイデアをさらにブラッシュアップして、具体的に企画書に落とし込んでいきます。さらに進化した話を聞くことができるので、次回もすごく楽しみです。



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