自由大学の核とも言える「キュレーション学」。ここから数々のキュレーターが誕生してきました。初級を終え、さらに深めていく中級をスタートするに当たり、自由大学ファウンダーの黒崎輝男さんからメッセージが届きました。
自由大学の核心、キュレイション。
フリユニが既成の学校に対する、ある種のチャレンジであるとしたら、そのチャレンジの核はキュレイションかもしれない。現在の大学は、學びを規格化してしまって、パッケージ化をはかっている。そしてその卒業が資格でありブランドに成ってそれで一件落着。
しかし、そこで何か一番大切なことを忘れてしまっているのでは?それは、勝手に、自由に、興味の赴くままの學びを組立てて見ること。元々大学の起源は、イタリアのボローニャで、面白いことを知ってみようという輩が集って、それを仕組む人に頼んで講義を組立ててもらったことから始まっている。
何かを知ってみたい。何かを理解したい、同じ考えの人と話してみたい、知らない人から面白いことを聞いてみたい。そしてそれを納得してみたい。そうしたことをキュレイションする。そこを組立てて成立させる。そこがキュレイションの醍醐味。そんな基本的なことをやることは、現在の社会ではチャレンジングなんだと思う。