時代の変化に合わせた変幻自在で自由な働き方を創っていく『アメーバワークスタイル』。受講生のこすぎともこさんが講義の様子をレポートしてくださいました。
毎回、多彩なゲストと一緒に働き方について対話を重ねるアメーバワークスタイル。第三回目のゲストはは加藤沙絵子さんをお迎えしてお話をお伺いしました。
加藤さんは一児のお母さんであり、ジャンプ株式会社に勤務しながら、NPO(ArrowArrow)でプロボノとしても活動されているとってもパワフルだけど柔らかくて暖かい女性です。ちなみにプロボノとはラテン語で「pro bono publico/公共善のために」の略。自分が持っているスキルをボランティアで社会の為に使うことだそうです。
加藤さんはそれぞれの場所でテーマを持って行動されています。仕事では「みんなが活躍できる活き活きとした組織作り」、プロボノは「“女性”ד仕事”」、家庭は「20年後に社会に貢献出来る人づくり(子育て)」
仕事の自分、NPOの自分、家庭の自分、どの自分も「わたし」であり繋がっているということ。自分の中にないものは作れない。役割が何個あっても良いのだから、それらを切り離すのではなく統合して考えていく。自分自身がやりたいことやできることを全て会社の中にある活動で無理に賄おうせずに、興味あることにどんどん飛び込んでいく。するとどんどん出来るようになる。やりたいことはやりたかったらやるしかないし、どのような形でも関わっていくことができる。
そして、情報や人との繋がりも、すぐに共有すること。
自分から与えていくことが大切だということでした。
自分が欲しいもの/やりたいこと、その《旗》を立てておくことが重要だそう。普段から、人はそれぞれが好きなことや興味のあることは溢れてにじみ出ているものだけれど、より周りに伝わるように《旗》を立てていく。それは、何となくの方向性でも良いから、とにかく《旗》を立ててみる。それを、やってみたから、わかることや、自分自身をより深く知ることにも繋がるから。
自分自身の興味が一見バラバラだとしても、絶対にどこか水面下で繋がっているもの。その繋がりを見つけていく=言語化していく。言語化しようとすることで、身の回りにある様々な自分の興味の世界にどのような繋がりがあるかを探りながら見ていくと、分かる。
複数のことを同時に行うことは躊躇うよりも、やってみる。やればやるほど楽しくなっていくし、飛び込んでしまえば、どんどんできるようになる。エネルギーは出せば出すほどに出てくるものだから。
子育てで得た経験が仕事やNPO活動にも活かされていて、全てが繋がっているということがお話の隅々に溢れていて、聞けば聞くほどお話の内容が腑に落ちて身体にしみ込んでいくという、ポジティブなエネルギーに満ちた講義でした。
加藤さん、ありがとうございました!