講義レポート

制約こそがクリエイティブの源泉

「アメーバワークスタイル」講義レポート

時代の変化に合わせた変幻自在で自由な働き方を創っていく『アメーバワークスタイル』。受講生の松村亮平さんが講義の様子をレポートしてくださいました。

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アメーバワークスタイル第3期2回目。今回よりゲストを迎えての講義です。第2回のゲストは、とある組織にお勤めの大野佳祐さん。組織の中で「自分に由る働き方」をするにはどうすればいいのか。そんな多くの人が直面しているであろう課題に対するヒントが得られそうな予感です。

まずは前回の宿題「自分に興味を持ってもらえる自己紹介」をもとに、一人ずつ自己紹介。自己紹介は予めメーリングリストで共有されていますが、みなさんそこにアレンジを加え、ワイワイガヤガヤ。第3期の少人数だからこそ、生まれる一体感が心地良い雰囲気を作り出します。

◇会社員 + NGO + その他の活動一杯!
チャリティーマラソン「PARACUP」や、バングラディッシュでのファンドレイジング「Start to []」などなど。会社員をされながら、本当に多くの活動を掛け持ちされている大野さん。色んな活動を掛け持ちし過ぎて、付いたあだ名が「ジャグラー」。会社員という制約の中で、どうすれば大野さんのようになれるのか。みんな食い入るように話を聞きます。

◇仕事をしっかりやる
仕事の期日は絶対に守る。そうおっしゃる大野さん。色々な活動をするがゆえ、18時に帰社することがどうしても多くなってしまう。でも、仕事の期日を守るために朝6時(!)出社も辞さない。また、間違っていることは間違っていると、上司・同僚関係なく伝える。
「この人に仕事を任せたい」思わずそう思ってしまうような様々なエピソード。仕事への強いこだわりが随所に垣間見えます。

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◇同僚の理解を得る
同時に、同僚・上司に対して自分の活動・価値観を伝えることも重要だと言いいます。自由大学も19:30スタートですが、伝えているかいないかでは大きな差なのかもしれません。でも、そんな「当たり前」を、地道に積み重ねることこそが、同僚から理解を得られる大きな力となる。

◇制約こそがクリエイティブの源泉
大野さんいわく「制約は人をクリエイティブにする!」。制約を逆手にとって、大野さん自身も経験が無いようなことに挑戦する。会社に属していないと出来ないことに挑戦する。その結果、みんなが「えーっ!」と声を上げてしまうような結果を生み出してしまう。もはや制約を楽しんでいるようにすら見えます。制約も、ピンチすらも味方にしてしまう。そんなポジティブな考え方も今の大野さんを支えているようです。

◇Connecting the ddddddddddddots!!
「Connecting the dots.」。スティーブ・ジョブズの有名な言葉です。自分の一見、何の意味も無かったかのような「dot」(行動)が、ある時急に意味を持ち、思いもよらない価値を生み出す。つまり、全てのことに意味があるということ。
大野さんは30才までは、「dot」を撃ちに撃ちまくったと言います。その「dot」があるからこそ、今の自分があり、今自分がやりたいことが見えてきた。
そんな話を聞いているうちに、講義の終わりには、僕達も制限の中で出来ることから始めてみよう!。そんな気持ちになれた第2回目でした。

▼居残り授業
実は第3期、長距離通学者が多かったりします。そのため自由大学内にお取り寄せをすることに。今回はサンドイッチ・ハンバーガーの「FUNGO」。次回の宿題「制約を乗り越えるための宣言」の、自分にとっての「制限」とは何かを発表し合い、お互いにアドバイスをします。
おいしい食事とお酒を交えながらの話。みんながより仲良くなれた気がして、次の講義が更に楽しみになる。そんな空間でした。



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