講義レポート

いろいろな革の基本を学ぶ 

「20年履ける靴に育てる」講義レポート

こんにちは。寒さと暑さがいったりきたりで体調をくずされていませんか?
20年履ける靴に育てる」キュレーターのミヨシです。
一度やったらこの楽しさから抜け出せない、人の靴まで磨いてあげたくなる人が続出中のこの講義。第2回目は、それぞれの革の特徴を知るところから始まりました。


革製品というのは人間の最初のエコだといわれている通り、動物を食した後に
皮を捨てるのではなく、なめし、加工し、身につけられるものとして使われているんですよね。
だから、生き物の数だけ革もあるというくらい色々な種類があります。
今日は、靴や小物など、身近に使われている革の特徴を実際に触って知りました。
革靴に一番多く使われているのは牛革ですよね。
高級革の代名詞、丈夫で味がよく出る重量馬のお尻の部分である「コードバン」。
軽くてバスケットシューズにも使われることもある「カンガルー」。
毛穴が三つもあり、まるでプラスチックのような「ピッグスキン」。
耐久性にすぐれ、しなやかさのある「バックスキン(鹿)」。
独特のシボとシワ感を楽しめる「山羊」。
稀少で高価な「クロコ」や「スコッチグレン(石目模様の型押しをした牛革)」などなど。
知っているようで知らなかった革。
ヘビだと思ったら、ダチョウの足だった、なんてことも。柔らかいものから、固いものまで、いろいろな革を比較し、実際どのように使われているのか学びました。

革も人間と同じで、若ければ若いほどキメ細かいし繊細だそうですよ。

そして、今日は基本的なお手入れを実践するということで、それぞれに黒い靴を持ってきていただきました。靴の裏側がピッグスキンが使われている靴をお持ちの方がいたので、恒例のルーペ登場。のぞいてみると、本当に毛穴三つ!!笑

革を知ると、例えば雨の日はこの靴がいいとか、天候や場所に合った靴を選べるようになるかもしれません。



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