講義レポート

過去・現状・未来と、運命線からのメッセージ

未来をマネジメントする手相学10期 講義レポート

私が手相学を受講したきっかけは26年前に遡る。当時、地元で有名な占の母に手相を観てもらった。彼女は私の手相を観て私の性格をぴたりと言い当て驚いた。そして私に今後起こり得ることを伝え人生のアドバイスをしてくれた。

それから5年後のこと、占の母の予言が私の人生の大きな出来事として現実になった。手相から未来をも読み取れるのかと私はさらに驚き、その時から彼女は私にとってカリスマ占師となった。

その後私は就職のため地元を離れ、社会に揉まれながら様々な経験をして人生の厳しさや素晴らしさを味わっていった。そしてあの時占の母にもらったアドバイスはいつも私の心のかたすみにあった。人生のいろんな局面でそのアドバイスを思い出し、進むべき道に迷った時にはもう一度観てもらいたいという気持ちになったが、なかなか機会がなく長い年月が流れていった。

ある時、帰省の際にもう一度観てもらおうと思い立ち、占の母がかつて座っていた場所を訪ねてみたが、もうそこには誰もいなかった。私は彼女を探したがその所在はわからなかった。心の拠り所を失った私は喪失感でいっぱいだった。

手相は日々変わるというのに、私の手のひらが語っていることは26年もの間アップデートされていないままである。しかし、私が信頼している占師は彼女一人だけだった。

そんなある日、自由大学の講座「未来をマネジメントする手相学」をみつけた。

占の母にはもう頼れないのだ。ならば自分で観れるようになればいいんだ!そんな思いがわいてきた。また、手相を単なる占いとしてではなく人生をマネジメントするためのツールとして活かすという講座内容にも興味がわき受講を決めた。

手相学の講義はゆきまる先生の温かいお人柄から穏やかな雰囲気で進行する。先生は受講生の意見を決して否定せず、素晴らしいファシリテーションでその日の講義のゴールまで受講生を導いてくださる。先生は会話の中で常に「ありがとう」という感謝の気持ちを自然に言葉に出して表現されるのがとても印象的だった。また、キュレーターのしおさんはその場をさらに和ませてくれる明るいキャラクター、手相学のクラス・ルームはとても居心地の良い空間なのである。受講生のバックグラウンドは様々で皆さんの話を講義の中だけでなくランチタイムに聞くのもとても楽しい時間であった。

手相とは非常に奥が深くそれを読み解くことは決して簡単なことではないが、ゆきまる先生にガイドしていただきながら、自分の過去・現在・未来としっかり向き合う非常に濃厚な時間を過ごし、多くの気づきを得ることができた。

最後の講義で自分の運命線からのメッセージを読んでいると、人生のあらたなビジョンが見えてきた。私のこの手のひらのシワは心豊かな人生を送るためのヒントを与えてくれる。これからはそのメッセージを自ら読み解き自分の目指すビジョンに向かって行動を起こそう。そうすれば未来をマネジメントすることも可能であることを学んだ。

こうして私の手のひらのメッセージは長い年月を経てようやくアップデートされた。自ら手相を読むという思いもしなかった方法であったが、私の手のシワはこれまで歩んできた人生をしっかりと刻み、現状や未来の可能性も示してくれていた。

手相学との出会い、そしてゆきまる先生という人生のメンターのような素晴らしい手相家との出会いに心より感謝したい。

words:未来をマネジメントする手相学第9期受講生



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