講義レポート

人生を豊かにする手相学の知恵

人間関係を育てる手相学 教授コラム

手相観として25年。これまで多くのご縁に恵まれて、手相を読むこと、手相について話すこと、書くことが仕事となりました。けれども最初から手相観を目指してきたわけではありません。社会人となり多くの経験を経て、最終的にこの道を選択したのです。

普段の生活の中では、なかなか手相を読むという経験はないかもしれませんが、ひとたび「手相ってなんだろう」という疑問が湧いてくると、大抵の人は「自分の手のひらからいったいどんなことが分かるのだろう」と気になるようです。

手相の謎解きが面白いのは、なによりもまず、自分自身がどんな人間なのかを知る手がかりとなること、次に、自分を取り巻く人間模様や環境を理解するのに大いに参考になるということ、最後に、自らの人生をどのようなものにしたいかという希望や意志が明確になること、です。

心の声に耳を傾ける方法はいろいろありますが、手相というものは、目には見えない “心(内面)の変化” あるいは “今、自分の身に起こっていること” を手のひら(=手相)を通して知ることができるから素晴らしいのです。あえてその理由はここには書きませんが、まさに「百聞は一見に如かず」といえるでしょう。そして実際に、これらの体験をした人たちが、心から望む道へと歩を進めていく姿を数え切れないほど見てきました。

こうした長年にわたる経験から、私は手相を単なる占いとして楽しむのではなく、手相学の知恵として人生に活かすことを心がけてきました。人間の「心」は言うまでもなく複雑なものです。しかし、手のひらから「心」の状態を見るという新たな視点を持つことで、視野は広がります。視野が広がれば世界が広がります。さらに、世界が広がれば未来への可能性が広がるといっても過言ではありません。もちろん私自身、手相学の知恵を通して人生の豊かさを大いに味わっています。

これまで歩いて来た道も、今この瞬間も、これから歩いて行く道も、私たちの両手はそれぞれの幸せへの道と続くよう、人生を支えてくれる存在なのです。



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