講義レポート

「旅」は自己を成長させるキーワード

新旅学のすすめ 講義レポート

「新旅学のすすめ」を受講したきっかけは元々旅行が趣味だったこともあり、「旅」というキーワードからこの講義に興味を惹かれました。また勤めている会社での立場や社会が変化していく中、ここ1年くらい漠然ともっと沢山のことを学びたい!吸収したい!と思うようになり、これからどう行動していけばいいのかモヤモヤしていたときに出会ったのが「新旅学のすすめ」でした。

講義内容は、旅と新旅学の違いから始まり、自分の個性の認識、問いの習慣化、と当初ホームページを読んで想像していた内容とは違い良い意味で裏切られました。
中でも個性と新旅学の関係性についての講義内容か印象的でした。
皆さんは、自分の個性は何かと問われて答えられますか?
私はすぐに答えがでませんでした。それは個性的、という言葉のイメージ(例えば服装が独特、主張が強い)に引っ張られてしまい、そんな人たちと比べたら個性なんてないと思っていたからです。
ではどうやったら自分の個性を見つけることができるのか。私はまず過去から現在まで経験してきたことを振り返ってみました。これまで選択してきたことや行動したことを問い続けてみると、その過程には、必ず自分の個性が関わっていたのだと気付かされました。
講義の中でも、インナートリップという言葉が何度も使われていました。直接の移動はなくても、過去に戻って自分を見つめ直すことも新旅(学)のひとつなのです。

講義終了後に、会社の研修でアートが盛んなことで有名な香川県の直島に行く機会がありました。島の人々の暮らしや歴史・アートに注目するだけでなく、一緒に研修に参加していた社員の考え方や感じ方にも目を向けてみました。同じものを見ていても人によって感想が異なるのは、その人の個性が影響しているからだと思います。そこから自分がいいなと感じたことをどんどん吸収していくことで、自分の中の引き出しを増やせた気がします。これまでと違った視点を加えるだけで、新しい気づきといつもとは少し違う質の高い満足感がありました。

「新旅学のすすめ」の面白いところは参加者みんなで講義を創り上げていくことです。参加者の体験や疑問から、どんどん講義が展開されていくので毎回あっという間に終わる感覚になります。とにかく内容が濃く満足度が高いです!
参加者の中には海外経験豊富な方や仕事で地方へ行く機会が多い方もいらっしゃいますが、私のように「旅が好き」「沢山のことを吸収したい」だけで参加しても十分に楽しめますし、得るものも大きいです。
この自由大学に参加したことも私にとっては「新旅」です。これからも旅をし続けていこうと思います。



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