講義レポート

結婚ってなんの意味があるんだろうか

「ネオ・ファミリースタイル学」講義レポート

「結婚ってなんの意味があるんだろうか」

10代後半-20代前半くらいに私の身近にいた友人に私は度々この問いを投げかけていた。この決まり/制度が不思議で仕方なかった。

共に生活をしない形をとっていた両親を見たりとか、未来に何が起こるかわからないのに一生強制ルールってそもそも無理ゲーでは?とか、関係性が希薄な夫婦関係を描くドラマが流行った時とか、「こどもができた」という事実の方がむしろもっとも正確で明確な理由なんじゃないかという自分の仮説を抱いていた。

そんな人間だったので、今、共に生活している夫とも1番はじめは「同居生活してます」と周りには伝えていて、なぜならこの言葉が1番その状況をくっきりと表していたから。

生活を共にしていく中で
・共に生きるとはどういうことか?
・この人間と「家族」という形になるとしたら何をベースにおくのか
という深堀りはしていて、今当然そこに我々の共通概念は見えている感じ。(え、見えてますよね?汗)

なのでその共有していることが、お互い共有できなくなったら、おそらく解散するのでしょうし、それはそれでいいようにも思っている。

私自身が今気持ちよく「家族」をできているのは、少なくとも自分の家族では「何を大事にしたいか」を、構成する人間と共有できているかどうかってことなのだと思っている。

そんな各個人それぞれの「家族の定義」を今回つくりたいなと思ってこの講義つくっています。

(text by キュレーター 海野千尋)

ネオ・ファミリースタイル学



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