講義レポート

エコロジー?エコノミー?からのコミュニティ・リレーション学

「コミュニティ・リレーション学」講義レポート

今回で7回目を数える「コミュニティ・リレーション学」。私が受講を決意したのは、講座が掲げていた「移住」「地方創生」というキーワードが、私の関心にヒットしたことです。受講前から「移住」「就農」「二地域居住」「半農半X」などに関心がありましたが、「自分が目指す方向はどこなのか?」「本当にやりたいことは何なのか?」が定まらない状態が続いており、移住支援センターでのイベント、移住者のトークショー、移住・就農フェアなどに足を運んでは情報収集をしていても、どこかモヤモヤとしている自分がいました。また自分の興味関心の高い「地方」キーワードに関わることで、「自身の強み」を発見できる可能性への期待も持っておりました。

受講第1回は信岡さんの講義から開始。「都市農村関係学」ということで、サクサクと講義が進んでいきます。言葉を拾うのに必死ながらも、個々の説明には「そうそう」「こういう観点があるのだ」という納得感を伴いました。しかしながら、そのすべてを紡いて一貫した理解を試みようとすると、それが難しい。できるようで、すぐに言葉が見つからない。講義を終えても「エコノミー?エコロジー?」な状態で、表現するに「消化不良」と言えるのですが、決してマイナスイメージではなく「この時間ではもう無理だけど、もっと理解したい。」という、今後の講義への期待感でありました。

第2回は4名に分けられたグループでのコミュニティ運営に向け、「エコロジー」と「エコノミー」の深堀り講義。わかるようでわからないようで…から、自分がこれまでもこれからも大事にしていきたいことが、この講義で言う「エコロジー」であったと腹に落ちた瞬間でありました。

第3回は大分県中津市からのゲストであり、コミュニティ・リレーション学の卒業生でもある横井さんのお話。聞き手をワクワクさせるトーク、エネルギッシュなメッセージを受け取ることができて、グループでのコミュニティ運営にあたる心構えのところから勉強になり、大変貴重な時間を過ごすことができました。横井さんが発していた熱量は、エコロジーを大事にしているからこそ醸成されているのだと、またそれがご本人の「強み」でもあるのだなと思いました。

第4回は「エコロジーベースドエコノミー」という概念により、信岡さんの体験談も交えながらの更なる深掘り講義。グループでのコミュニティ運営の方向性を定めつつある段階で、本講義の核心部分の具体論に入りました。自分が本当にやりたいことが何かを知り、それを実現するための運営方法は後から考えること。各人のあり方「エコロジー」を大事にしつつ、相手の「エコロジー」を知り尊重すること。またその繰り返しから、純度の高い「エコロジー」が見つかること。私が受講前にモヤモヤとしていた部分に、光が当たった感覚でした。「自分が目指す方向」を移住や就農などと先に決めつけてから、それに向かって動こうとしていたため、モヤモヤしていたのだと。つまり自分の「エコロジー」に向き合っていないことに気づくことができました。

最終回は、グループでのコミュニティ運営の発表。グループメンバの間ではエコロジーをベースにした意見交換ができていたことで、最終回を前にして無理なくプレ運営実施までを実現したうえで、アウトプットを残すことができました。本講義の最終回までに具体的行動までできたことは想像以上の成果でありましたが、グループとしては今後も活動を継続していき、メンバのエコロジーをとことん追求していきたいと考えています。

こうして振り返ると、私の受講目的であったモヤモヤは解消したか?自身の強みの発見ができたか?と言うと、完全ではありません。しかし本講義の内容を咀嚼し続け、グループメンバとのコミュニティ運営を継続していく(実践の場がある)ことで、無意識に「エコロジーベースドエコノミー」が実施できるようになり、第4回に信岡さんが話されていた「やりたいことがポッと生まれた」に遭遇するのではと考えています。その過程で、私のモヤモヤ解消や、強みの発見はクリアしていくのだろうという(根拠はないですが)見込みを感じる自分がいます。それだけ本講義が私にとって大きな転換点となったことは明確であり、今後の自分自身の気づきやブレイクスルーが楽しみでもあります。

text&photp:第8期卒業生 町田剛



関連する講義


関連するレポート