講義レポート

写真道場の歴史

「写真道場」講義レポート

今回からキュレーターとして参加させて頂くことになりました萱沼です。今回のレポートでは私なりに写真道場の歴史を振り返ってみたいと思います。

さかのぼること4年前。写真道場の前身であるフォトライフが開催されると聞き、私は真っ先に1期生として講義を受講しました。当時使っていたコンパクトデジタルカメラは4台目となっており、写真の出来栄えも良くなってきていましたが、これはあくまでも「カメラの進化」のおかげ。そこに自分の技術がなかったことは明白でした。この壁を越えるために、門を叩きました。

当時、自由大学においては初めての写真講義ということもあり、1期と2期が土曜と日曜に異例の同時期開催されました。初の授業であった大平先生も本当に大変だったと当時のことをおっしゃっていました。
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「気がつけば、新たな境地に」
フォトライフ第3回の講義までは私はコンパクトデジタルカメラで参加しておりました。しかし、第4回には一眼デジタルカメラを持参していた自分がそこにいました。当時も今も受講生の半分はコンパクトカメラ、半分は一眼レフを持っているようなバランスです。私は「いつかは一眼」という思いがあっただけに、同期からのアドバイスをもらって、毎日のように量販店に通い今使っている一眼レフにたどり着きました。そんな講義が今期で通算14期となり、そして私がキュレーターとして講義に関わることになることなど思いもしませんでした。

「卒業後が道場の始まり」
写真道場の良さは、なんといっても卒業後にあります。もちろん5回にわたる講義も重要ですが、卒業後に受講生が自主的に集まって多くの撮影会や各種活動が行われています。過去の例では、毎年行われる花見撮影会、全国47都道府県のお土産を集めて撮影し、アルバムにした写真イベント、有志による写真展、泊まりがけの撮影会など。どのイベントもみんなと楽しみながら写真を楽しめるというのが醍醐味です!

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今回の11期も10名の方々に参加して頂きましたが、講義期間中も自主練習を行ったり、卒業後も「第6回」「第7回」と称して集まり、撮影会を行っていると聞きました。「写真をもっと知りたい!」「写真の仲間を増やしたい!」と思ったら、ぜひ写真道場の門を叩いて頂ければと思います。

(text:キュレーター 萱沼範行)



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